btn_base

« 第79回佐渡充高のワールドツアーリポート | トップへ戻る | 2009年11月号 月刊スーパーゴルフ »

第61回メンタルゴルフ革命

mentaru_top_image61.jpg

ショートゲームの向上に精を出そう


 女子ツアーの「ゴルフ5レディス」は最終日のスタート時点で5人が並ぶ大混戦を制し、諸見里しのぶが今季5勝目を飾りました。
 諸見里の勝因はアプローチ、パットのショートゲームが冴え渡ったことにあったといえるでしょう。
 3番の5メートルのパット、5番のグリーンエッジからの10ヤードのチップイン。そして6番の4メートル、7番の1メートル半と立て続けに決めて3連続バーディ。そして16番では5メートルのパットをカップのど真ん中から沈めて勝利をほぼ確定させました。この日の66というスコアはロングショットが好調だったとしても簡単に出せるものではありません。
 プロトーナメントではショートゲームの冴え渡ったプロがその週のチャンピオンに輝く確率が高いのです。ゴルフというゲームはプレーヤーのレベルにかかわらず、スコアの約60%がパットを含むショートゲームで占められています。
 スコアアップを目指したいなら、まずショートゲームを向上させる必要があるのです。今回はショートゲームを改良するために不可決な「空間認識能力」について解説します。


空間認識能力を高める3つのドリル


 まず簡単にできる空間認識能力をチェックするテストです。
 用意するのはゴルフボール1個だけ。イスに座り、テーブルの上にボールを置いたあと目を閉じてボールをつかむのです。うまくできたでしょうか?
 目を閉じている時、あなたはボールの位置に対して意識を集中させているはずです。それなのにボールの手前や向こう側に手が伸びて、つかみそこねたら、あなたの空間認識能力の欠如がスコアメイクに悪影響を及ぼしている可能性があります。日常生活の中でこのテストを繰り返し行なってください。
 次にアプローチの要領でこの能力をさらに高めるドリルを紹介します。
 自宅の居間で簡単にできるドリルです。用意するものはボール3個と座布団か柔らかいクッション。まず適当な距離に座布団かクッションを置いてください。3?5メートルがいいでしょう。そして、ボールを下手投げで投げて、目標(座布団)の上に着地させることがこのドリルの目的です。3個ともボールが目標に着地したら、距離を変えてこのドリルを続けてください。この2つのドリルを行なうことであなたの空間認識能力は飛躍的に高まっていきます。
 最後にラウンド当日、練習グリーンで行うドリルです。用意するのはボール5個とティーペグ。まずティーを1本練習グリーンの適当な場所に刺して、そこから5メートル以上離れたさまざまな箇所から目標となるティーめがけてパットをします。目的はそのティーにできるだけ近づけること。ティーの30センチ以内に5個のボールすべてが寄るまでこのドリルを続けてください。平坦なグリーンだけではなく、起伏のある場所を選んで行うことができれば、なお効果的です。
 同時にグリーンの速さを把握するために、ボールの転がり速度もしっかりチェックしましょう。ショートゲームの達人になるにはボールの転がり具合を認識することも大切なのです。
 このドリルは練習グリーンだけでなく、自宅の居間でも目標にマーカーを使って行うようにしましょう。
いろんな手段と工夫でショートゲームの練習にたっぷり時間を割いてください。それがあなたのスコアメイク能力を高めてくれるのです。

mentaru_61.jpg