≪健康トピックス≫地域住民の健康生活をサポートする“かかりつけ薬局”ファンシーそま
地域に根ざした「かかりつけ薬局」の役割は、家族ぐるみの健康生活について気軽に相談できるところ。開業してから40年間ずっと大阪・千里中央地域の皆様から信頼され、食生活から漢方、健康食品までにわたっての指導が喜ばれている「ファーマシーそま」の取り組みとは――。

杣 誠二(薬剤師)Seiji Soma
兒玉眞理子(薬剤師)Mariko Kodama
ヨーロッパでの貴重な体験
――「ファーマシーそま」さんが開業されたのは?
杣◎大阪万博が開催された前年の1969年の12月です。今年でちょうど開業40年目になります。
――どのようなスタンスをお持ちでしたか?
杣◎私たちは、みなさんが「一生健康で元気に過ごすために何が必要か」を追求してきました。そのために漢方を学び、さらに食事に関してはドイツやスイスなどの先進的な要素を学んできました。
そして「免疫」というものに注目したのです。お客さんがそれぞれご自分に健康になるための力をお持ちになっていることが分かってきたのです。
――ドイツとスイスに行かれた時期は?
杣◎1990年です。日本予防医学センターの今井良次博士が中心となって、ヨーロッパ、特にドイツやスイスの健康食品事情を視察するツアーが組まれていました。私は娘(兒玉さん)と一緒に参加し、ヨーロッパの健康食品の実態を学んできたのです。
そして、さらに近畿大学の東洋医学研究所長であった久保道?教授から「免疫」についていろいろご指導していただきました。食を土台とした健康づくりをめざし、免疫に役立つ食品を広めていきたいと思いました。この千里中央の地域の方々をはじめとして、より多くの方々の「健康づくり」をめざしたのです。
――ヨーロッパの事情はどうでしたか?
兒玉◎ヨーロッパには、「病気にならない身体をつくる」という考えがあって、人間が本来あるべき自然の姿を取り戻す「レホルム運動」というのがあるのです。リフォーム(改善)という意味ですね。それで、自然食品や良質のサプリメントや自然の化粧品などを販売している「レホルムハウス」といった専門店が約3000軒あるのです。
バランスの良い食事と適度な運動、そして十分な休息が健康な生活の条件なのですが、これがなかなか難しい。その意味でも、レホルムハウスは人々の健康生活に役立っているのです。
杣◎店頭で健康食品を扱う専門家の養成学校があり、薬剤師ではありませんが私たちの考えよりも一歩も二歩も進んでいました。

扱われている食品は、品質と安全、そして風味や嗜好を考えた栄養食品であり、栄養のアンバランスを改善し、栄養摂取量を最適に保つための栄養補助食品が並んでいました。
そして、薬と同じように効能などが表記してあり、こうして煎じてくださいなどの指導をしているのです。我々が薬として扱っていたものが、食品として堂々と売られているのです。自然のものから取り出した食品で人間の身体の健康を構築する、という考え方なのです。
――その現場をご覧になってどう思われましたか?
杣◎日本では健康食品に効能は記せないわけですから、一種のカルチャーショックを受けました。その後は日本で、ヨーロッパの現状を語り、その違いを訴えてきました。日常生活から健康づくりを定着できればという思いがあったのです。
――兒玉さんの方は?
兒玉◎当時は私は学生でしたから、まだそういう状況の違いに対してはあまり感じませんでしたが、「食品で健康づくりを」という態度にはドイツ人の真面目さを感じました。よく吟味された材料を使い、なんでも正しく摂取するという几帳面なところを感じました。
――そういう体験があったからこそ、日本でも従来の薬局と違い、薬だけでなく健康食品を取り扱われたのですか?
杣◎そうです。ドイツでは薬理学的な説明も店頭で説明してくれるのです。日本のような規制はなにもありません。それから、健康食品についても、効能がちゃんと説明されているのです。
私たちの考え方の基礎は「病気にならないでおこう。健康でいこう」ということですから、身体づくりを理論的に組み立てて仕立て直し(レホルム)しているヨーロッパ事情は参考になりました。健康づくりのために身体の中の足りない部分、補うべきところを日常的な食品によって改善して、元気な身体づくりをご指導してきました。
食事に関する「健康十則」
――「食事はあなたの人生です」とよく言われますが、食事がいかに大切かということは肝に銘じていても、なかなか難しいところがあります。ドイツ人は結構太っているイメージもありますよね。
兒玉◎ドイツの人はビールが好きで太ったようなイメージもあるようですが、食事に関しては昼間はたくさん食べますが、寝る前はそれほど食べないようです。

またビールと一緒にハムとかソーセージばかり食べていたのではいけないという考えから、レホルムハウスのようなところがどんどん出来てきたのでしょう。
杣◎私たちは日頃から「肉を減らしなさい」「夜の食事はさわやかに軽くしなさい」と言っています。ご来店いただいた皆様には私どもの「健康十則」をさしあげています。
その内容は、
?みどりを大切に。必ず煮たり、炒めたり、ゆでたり、かさを低くして両手の平一杯の量を食べる。
?朝食は一日のうちで一番大切です。
朝食は金、昼食は銀、夕食は銅。
?一日に食材を30種類以上食べる。一日に食材10種類くらいの人は将来必ず病気になる。
?薄味に慣れる。
?香辛料を上手に使う。
?ひと口食べたら30回噛む。硬い繊維質の食品を!
?牛、豚、鶏等の二本足、四本足よりも魚。海のもの、河のものをうんと多く!
?いつも「腹八分目」。もう一杯欲しいな!
その時箸を置く。
?いつもより10分早く床の中に入りましょう。
?朝の排泄はすっきりするまで。
これらの項目は、ドイツに何回か行き来しているときに出来たものです。
――食品の中でも健康づくりにいいものと悪いものがあるのですね。
杣◎翌日までお腹に残った感覚を持つような食品を食べないようにしましょう、と言っています。腸のなかでは栄養を摂取したり、水分をとるなどいろいろな作用が行われているので、一晩寝て起きたときに前の日に食べたものが残るようなものは健康のために避けるべきなのです。というのも、腸内の残渣から免疫を壊すような悪い変化が起っているからです。
しかし、なかなか聖人のような食事を続けるということは難しいものです。ですから、腸内環境を整えるのにサプリメントなどを補完食品としてとることを勧めています。
――お腹の健康のバロメーターは?
杣◎食欲と排便です。それから朝起きたときにお腹がスッキリしていることが大切です。このスッキリ感がポイントです。
――お腹にとっていい食品といえば何でしょうか?
杣◎日本人にとってはおコメがいちばんいい食べ物だと思います。日本人の伝統の食べ物ですから主役ですね。おコメは体内の掃除もしてくれるしエネルギー源にもなるものです。免疫にとってもいいのではないでしょうか。
――地域に根ざした健康生活の相談所みたいなところが、「ファーマシーソマ」さんの役割の一つかと思いますが……?
兒玉◎若い女性の方が、小さい時にアトピーでお世話になったと訪ねてくれることもあります。常連の家族の人たちは、何かあると必ず来てくださるのです。
杣◎開店以来40年間ずっと来てくださる方もいます。その間の投薬歴は台帳に記帳していますので、その人の体調の変化もだいたい分かります。

――それこそ、まさに地域に根ざした「かかりつけ薬局」の姿ですね。
>>>●コ ラ ム●<<<
「ガンになった主人が一時元気になりました」
――開業からのお客さん
――ご主人がガンになられていたとか……。
「主人は昭和3年生まれで、頑固な人でした。比較的健康で働き虫でしたが、病院嫌いで、風邪をひいてもこちらの薬局で薬を貰っていたくらいです。
『ファーマシーそま』さんとは創業以来からのお付き合いで、いろいろとお世話になっていますが、平成6年1月に病院の先生から告知されて(本人には内緒でしたが)、一番に杣先生に連絡をとりました。翌朝すぐにいらっしゃいということでした」
――その翌日はどのようなお話をされたのですか?
杣◎その頃から乳酸菌の勉強をしていたのですが、なんとか免疫力をと思いまして、乳酸菌FK?23含有の健康食品を勧めたのです。健康食品がどれほどガンに有効かは正直わかりませんでしたが、とにかく藁にも縋る思いでいましたから、やってみようということでお勧めしたのです。
――ガンの具合はどのような状態でしたか?
「胃ガンでして、それが肝臓に転移しており、もう何も出来ない状態だとお医者さんからは言われました。病院の方では抗ガン剤も苦しいだけだからやりませんということで、栄養剤の点滴だけしか行いませんでした。よくもって5月までとも言われました。そこで、杣先生から勧められた健康食品を食べさせたのですが、5月頃には元気な表情を取り戻しました。その時は本当にガンなのかなってことも思ったこともあります。病院の先生もガンが少し小さくなっていると言うのです」

――看病の間もガンを隠されていたというのは大変でしたでしょう?
「それは話す言葉にも随分気を遣いました。でも、世間でもガンという言葉が飛び交っていますし、本人もうすうす感じていたのではないでしょうか。8月には亡くなりましたが、頑張ってくれました」
――その間、杣先生とは何度もご相談されたのですか?
「ほとんど毎日のように話しにきました。家族中がお世話になっていますから。娘も胃腸の調子がよくないので、先生に勧めていただいた健康食品を食べています」
――FK?23菌がガンにどのように効果があったとお思いでしょうか?
杣◎腸の中をきれいにしておくことで免疫が高められたのではないでしょうか。少し良くなってきたという話を聞いて非常に嬉しかったですね。免疫力の効果に自信を得ました。

ファーマシーそま
〒560-0082
大阪府豊中市新千里東町1?3?222 せんちゅうぱる専門店2F
TEL 06?6831?2570
営業時間 10:00?19:30
定休日なし(正月は1?3日休み)
HP http://www.senrichuou.com/tenpo.php?mise=94




























