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第56回メンタルゴルフ革命

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「ゾーン」はすべてのゴルファーに訪れる可能性があるもの


 米PGAツアー開幕戦「メルセデスベンツ選手権」で、オーストラリアのジェフ・オギルビーが通算24アンダー、268という驚異的なスコアで2位に6打差をつけて初日から首位を明け渡すことなく完全優勝を飾りました。
 オギルビーの勝因は4日間、素晴らしい心理状態を維持してプレーできたことにあるでしょう。もともと喜怒哀楽を出すことなく、常に平常心を保ってプレーできるタイプですが、それにしても67、68、65、そして最終日は68というスコアは単なるショットの技術論では説明できないものです。とくに最終日後半の10番から15番までの6ホールで5つのバーディをもぎとるという快進撃はたとえ世界のトップといえども滅多にできるものではありません。この状況は明らかに彼のその時の心理状態と深い関連性があるのです。
 それは「ゾーン」という心理状態です。「ゾーン」とは、何をしてもうまくいく絶好調のプレーができ、凄いスコアを出す状況を指します。つまり、思い通りにプレーができて好スコアが続くとき、そのプレーヤーは「ゾーン」にあるのです。これはプロや上級者に限った現象ではなく、一般ゴルファーにも訪れる可能性のあるものです。


絶好時の感覚をメモに文字として記録しよう


「ゾーン」を実力があるからとか、単に“運がいい”と考えてはいけません。「ゾーン」を引き寄せるメンタルトレーニングを伝授しましょう。
 次のラウンド時からズボンの後ろポケットに小さなメモ用紙を入れてプレーしてください。好調時の心理状態をメモに書き込んで記録するのです。
「ゾーン」は感覚ですから、突然訪れます。その感覚に常に敏感になり、訪れたときはしっかり記憶する。そしてその好調時の感覚を思いつくままメモに文字として残しておく。また、好調時だけでなく、たとえばトリプルボギーなどを叩いたときの良くない感覚も記録します。悪い心理状態もしっかりと確認して、そうならないように工夫することが大切です。
 さらに、その日のプレーしたコース、各ホール、その日の天候、気温などもチェックしましょう。たとえば、その日の朝食やクラブハウスで食べた昼食メニュー。前夜の睡眠時間や起床時間も記録します。そんなところに「ゾーン」が生まれるヒントが潜んでいるのです。
 表は「ゾーン引き寄せ度チェックリスト」です。合計点が22点以上なら、あなたはゾーンを引き寄せる力をすでに保有しています。18-21点なら努力次第で簡単にゾーンは訪れ、14-17点なら引き寄せ度は平均レベル。10-13点はやや劣っており、9点以下は明らかに引き寄せる力が不足しています。
 ショットの良し悪しだけでなく、そのときの心理状態や日常生活に敏感になって、それをしっかり形に残して脳裏に記憶する習慣をつけておけば、ラウンド中にゾーンが訪れる回数を増やしてくれることになるのです。


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