第51回メンタルゴルフ革命

ショートパットの精度が勝者を決める
WGC(世界ゴルフ選手権)第3戦のブリヂストンインビテーショナルは、最終日2アンダー68をマークしたビジェイ・シンがアップルビーとウエストウッドを1打差で退け今季初優勝を飾りました。
この日のシンは前半4つのバーディを奪ったものの後半の9ホールは1バーディ、2ボギー。楽勝ではなかったのですが、最後の2ホールのパーが勝利をもたらしてくれたといえましょう。どちらも1メートル前後の、いわゆる入れごろ、外しごろの距離。このパットをしっかり決めたのです。
シンは優勝インタビューで「最後の2ホールのプレッシャーのかかるショートパットが入ったことが勝因。私は毎日1.2-1.5メートルのパットの猛練習をしている。その成果が実ったこの優勝はとてもうれしい」と語っています。
この距離のパットの成否はツアープロにとって死活問題。スコアを大きく左右し、勝者と敗者を生み出す要因になってしまうことが多いのです。シンに限らずこのことを身にしみて知っているツアープロはこの距離のパットの練習に心血を注いでいます。
皆さんはどうでしょうか。この距離のパットの練習は単調で面白くありません。だからといって、パットに練習時間をさかずにドライバーショットばかり練習していると、スコアはほとんど改善されることはないでしょう。ツアープロも含めて、あらゆるレベルのゴルファーのスコア全体に占めるパットの打数の比率は約40%。シンのように1.2-1.5メートルの距離のパット練習に精を出してください。
楽しみながら手軽にできる「10分間ショートパットトレーニング」
先に書いたように単調で面白くないショートパットの練習。そこで楽しみながら意欲的に取り組める練習メニューを紹介しましょう。
私は指導するツアープロのために様々なパッティングの練習メニューを開発していますが、その一つがここで紹介する「ショートパットトレーニング」です。
自宅の居間でも、ラウンド前の練習グリーンでも手軽にできる「10分間ショートパットトレーニング」という練習法で、やり方は簡単です。
基本的に制限時間を10分に設定。その時間内に1.2-1.5メートルのパットを連続して最大何パット入れられるか。たとえば3回連続して入っていても、次が外れたら0からやり直す。これを繰り返し、10分間内で3回を上回ることがなかったら、その数字をその日の成績として「記入用紙」(別掲の見本を参考にしてご自分で作ってください)に記入。1ヵ月分の記録を記入できる用紙にすると、おそらく徐々に数字が大きくなっていくはずで、それが励みにもなってくれるでしょう。注意したいのはこのトレーニングは1日一回にしておくこと。ツアープロなら1日中練習するかもしれませんが、アマチュアは長時間は集中力を維持できません。何より日課として長続きさせないと意味がありませんから。
ちょっとしたゲーム感覚も備わり、楽しみながらできる「10分間ショートパットトレーニング」は、ショートパットの上達だけでなくゴルフプレーに不可欠な集中力を向上させて、あなたのスコアアップに大きく貢献してくれるでしょう。

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