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第50回メンタルゴルフ革命

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星野英正を勝たせたコースマネジメント


 7月に行われた男子ツアーのメジャー大会であるUBS日本ゴルフツアー選手権は、星野英正が2位に5打差をつけ通算12アンダーで圧勝しました。
 星野の勝因は何だったのでしょうか。他のプロよりコースマネジメント力に長けていたと、私は考えています。
 多くのプロは深いラフにドライバーショットを打ち込んでスコアを崩し脱落していきましたが、星野は4日間のフェアウェイキープ率80・36%という飛び抜けた数字を残しました。試合後、星野は自らのゴルフをこう振りかえっています。
「このコースはまず飛距離が必要でしたが、ドローとフェード、そして高い球と低い球を打ち分けられる技術が求められるセッティングでした。もちろんアプローチとパッティングの技術も要求される。コースと戦い、自分とも戦わねばならない。高いレベルのオールラウンドプレーヤーじゃなければ絶対に勝てないメジャーに勝てたのはそれができたから。大きな自信になりました」と。
 この言葉にコースマネジメントの重要性が集約されているといっていいでしょう。
 コースマネジメント力がスコアを決定するのです。
 私は指導している数人のツアープロにも、ことあるごとに「コースマネジメントについて24時間考える習慣をつけること」と説いていますが、もちろんアマチュアゴルファーにとっても大切な要素です。
 ゴルフというゲームは、そのプレーヤーがどのようにプレーしたか、どのクラブを使ったかといったことは記録には残りません。スコアという数字しか残らないのです。まさにゴルフの原点に帰って1打でもスコアを縮めることに命を懸けることこそ、コースマネジメントそのものなのです。
 コースマネジメントにもっと関心を払えば”賢いゴルフ“ができます。リスクを考慮に入れて、ケガの少ない戦略を立てて堅実なゴルフに徹する。同伴プレーヤーの目や、妙なプライドは捨ててください。ミスショットをしても、取り返そうと無謀な作戦を選択してはいけません。気持ちを切り替えて、置かれた条件下でもっとも適切な作戦をとり、スコアメイクに全力を尽くすことです。


距離を稼ぐという単純な発想は捨てよう


先日、小田孔明プロと対談する機会があり、話の中で彼はアマチュアゴルファーに向けて次のようなアドバイスをしてくれました。
「ドライバーをいくら練習してもフェアウェイウッドは上手くならない。しかしフェアウェイウッドを練習すればドライバーは必ず上手くなる」というものですが、これはティアップをしないフェアウェイウッドを上手く打つことができるようになれば、ティアップできるドライバーは放っておいても上達するという意味ですが、実はもう一つ小田プロが強調したかったメッセージが込められています。
 それは、「アマチュアゴルファーは、ティグラウンドでドライバーを握ってただ距離を稼ぐという単純な発想を捨て、ホールによってはフェアウェイウッドを選択して最高のライから第2打でグリーンを狙うというコースマネジメントを身につけよう」という主張です。
 星野、小田両プロの言葉を真剣に受けとめてください。徹底してスコアに執着してコースマネジメントに長けたシリアスゴルファーになることが上達の近道です。
 ライバルに負けたら、その悔しさを練習にぶつけて目一杯精進する。目標スコアを実現できなければ、自分のコースマネジメントのまずさを反省して次に生かす。そういう気持ちを常に維持するのも立派なメンタルスキルなのです。


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