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第48回メンタルゴルフ革命

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ピンチでどれだけ自分のゴルフを貫けるかが勝負の明暗を分ける


 5月のクリスタルガイザーレディスで古閑美保が見事な逆転劇を演じ、今季初優勝を飾りました。笠りつ子と若林舞衣子という優勝経験のない若手二人を追う展開から古閑は最終18番でバーディを奪い、若林とのプレーオフに持ちこんだのですが、追いついた時点で古閑の勝利は半ば約束されていたといっていいでしょう。「キャリアの違いが古閑に勝利をもたらした」。その典型のような試合展開だったからです。プレッシャーのかかる最後の3ホールで、過去にシビアな優勝争いの経験のない笠と若林は見るからに浮足だっていました。土壇場で自分を見失っていた二人に対し、数多くの修羅場をくぐってきた古閑は淡々と平常心を保ってプレーしているように見えました。これは経験豊富な一流プレーヤーだからこそ出来るものです。
 どんなときでも自分のゴルフを貫けること。どんな状況でもうろたえることなく堂々とプレーできること。これが一流といわれるプレーヤーの共通点です。うまくいっているときはメンタルテクニックは必要ありません。問題はプレッシャーがかかったり、ピンチにおちいったとき、どれだけ自分のゴルフを貫けるかが勝敗を分けるのです。笠と若林はメンタル面で敗れ、逆に古閑は平常心でプレーするというメンタル面では最高の状態で勝負に臨むことができていたのです。
 私たちアベレージゴルファーにも同じことが適用できます。深いラフからの脱出。状況の悪さ以上に、ピンチでうろたえてしまう、不安定なメンタルが失敗を呼ぶことを知ってください。常に堂々と、自分がやれることだけに徹する。深いラフにボールが入っても、まるでフェアウェイセンターの最高のポジションにボールがあるが如く、堂々と自信満々の態度でアドレスに入る。これは考え方、心理ですから少し訓練すれば誰にでも身に付けることができます。


徹底して自分のスイングを信じよう


 もう一つ大切なのは、どんなときでも自分のスイングを信じることです。とんでもないミスショットをしても、素早く気持ちを切り替えて「次のショットは必ずナイスショットになる」と考えましょう。一つのショットはすべて独立したものです。前のショットが惨めなものであっても次のショットとは関係がありません。ただし、そのためには先に書いたように「自分のスイングを信じること」が成功への条件です。
 人の顔がすべて違うようにゴルファーのスイングも同じであることはないでしょう。あなたのスイングはタイガー・ウッズとは全く違ったものであるとはいえ、「最高の心理状態でショットに臨めば、自分なりの最高のスイングができる」という点では、タイガーとあなたにも何ら違いはないのです。その上で、自分のゴルフのレベルを客観視して、自分なりの実力を最大限発揮する。あるいは身の丈のゴルフに徹して無理をせず、一つでもスコアを縮めることに全力を尽くす。終わってしまった過去の結果は葬り去って目の前のボールを打つために最高の心理状態で臨む自分をつくっていくのです。その積み重ねが上達というプレゼントをあなたにもたらしてくれるでしょう。そうなるとしめたもの。新しいゴルフの面白さを発見でき、さらにハンディがアップしていくことになるはずです。
 古閑のように、どんな状況でも自分のスイングを信じて最高の心理状態でプレーできれば、あなたのゴルフに奇跡が起こっても不思議ではないのです。


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