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2008年03月01日

2008年4月号 月刊スーパーゴルフ

2008年3月1日発売 Volume105

SG200804.jpg

◆【スペシャルギアカタログ】
今年のニューモデルはじつに粒揃いだ
実力派の08年クラブを金谷多一郎プロが渾身試打


◆【巻頭特集】
あなたに合うUT探しをナビゲート
ウッドタイプ、アイアンタイプをチームヨシムラが試打チェック

◆【ブランド探求シリーズ】
FOURTEEN みんなゴルフが大好きだから


◆今月のサプライズ
石川遼、プロの船出


<本当に力がつく連載レッスン>

◆シニアツアー賞金王 室田淳プロの
50歳からのぶっ飛ばしドライバーテクニック


◆“志門流ゴルフ”免許皆伝
スイングの極意を知る編(5)


◆カリスマコーチ増田哲仁プロの門外不出(秘)上達講座
〔第46回〕上達のための(秘)練習法 (8)


◆ショートゲームの達人 奥田靖己プロが教える
寄せワンのためのスーパーテクニック
〔第25回〕ベアグラウンドに近い状態からのアプローチショット編


<レディスROOM>

◆金谷智美プロの一から始めましょう
〔第11回〕バックスイング・トップ編


【連載読物】

◆ゴルフの薬箱
―いいゴルファーになるための心の指標― 鈴木康之


◆佐渡充高のワールドツアーリポート


◆スコアを10打縮めるメンタルゴルフ革命 児玉光雄


◆カリスマトレーナー摩季れい子先生の
メディカルゴルフレッスン


◆NEWギア&NEWグッズ


◆クラブ調査隊が紹介する今月の逸品


◆今月の売れ筋ランキング


◆賞賛されるクルマたち
TOYOTA MARK X ZiO


◆ワインのシングルプレーヤー
イタリアンワイン「スーパー・タスカン」て何?


◆企業探訪 
朝日ゴルフ用品


◆おとなの鹿児島 旅・ゴルフ案内


◆情報BOX


◆SUPER GOLF BOX


◆読者プレゼント

第46回メンタルゴルフ革命

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タイガー・ウッズの強さは「自己イメージ」のパワーにある


 米男子ツアー第4戦ビュイックインビテーショナルで、タイガー・ウッズが2位に8打差をつけ大会4連覇を達成しました。
 この優勝でツアー通算62勝、勝利数でアーノルド・パーマーと並び歴代4位タイ。32歳でこのキャリアを積み上げた大きな要因のひとつは、彼の持つ「自己イメージ」のパワーにあります。
 ウッズの技術は確かに素晴らしい。しかし技術だけなら他のトップクラスのプロもそれほど遜色はありません。
 ではウッズと彼等を隔てている決定的な要因は何かといえば、自己イメージの違いにある、と私は考えています。
「自己イメージ」とは何でしょうか。それは「イメージとして描く自分の姿」のことです。同じ才能を持っていても、自己イメージの違いがその人間のパフォーマンスに大きな影響を与えるのですが、わかりやすい例で説明してみましょう。
 ここに車を売る二人のセールスマンAとBがいて、セールスの能力が同じだと仮定します。
 セールスマンAは「月に車を5台売る!」というノルマを自分に課しています。一方、セールスマンBは「私は絶対月に20台車を売る!」という目標を掲げています。そして、この二人のセールスマンが月の一週目に5台の車を売ったとします。すると二週目以降の二人の行動には明らかな違いが生じます。月間目標を達成してしまったAは次の週からは手抜きをしますが、Bは「このペースで残りの週も車を売っていこう!」と自分に言い聞かせて全力を尽くすでしょう。月末に二人の売り上げはどうなるか。Bの方が良い成績を挙げるのは明らかですが、この違いは彼らが描いた自己イメージの違いでしか説明がつかないのです。
 ウッズはセールスマンBなのです。おそらくウッズの自己イメージはすべてのロングホールをイーグルで、それ以外のホールをすべてバーディで回る「50のスコアでラウンドする完璧な自分」なのです。もちろんウッズとて、達成することは絶対に不可能なのですが、そのスコアに1ストロークでも近づけるようなプレーをしようというその意欲が他のプロと決定的な違いを生み、凄いプレーをさせることになるのです。
 ウッズのスイングをマスターすることは不可能ですが、ウッズのように好ましい「自己イメージ」を描くことはあなたにもできます。


「18アンダー作戦」を実行しよう


 ウッズの自己イメージを応用するには、まずあなたの自己イメージを書き替えねばなりません。プレーするとき、あなたはハンディを加味した「自分のパープレー」で上がろうとしています。これは好ましいとはいえません。ウッズのように自分のパーよりも一つスコアを縮める自分をイメージする習慣をつけましょう。これを私は「18アンダー作戦」と呼んでいます。あなたが設定した自分のパーをすべてのホールで一つずつ縮める作戦です。ハンディ18のプレーヤーなら、すべてのホールをボギーの目標ではなく、すべてのホールでパーを狙う。ウッズの50のスコア狙いと同じ作戦です。
 目標を高く設定することで、あなたの自己イメージは現状における完璧なプレーをする「自分の姿」に置き替わります。これが好ましい自己イメージの描き方なのです。
 完璧なプレーをしたときの目標に少しでも近づく「18アンダー作戦」を実行することであなたはタイガー・ウッズのように、驚くほど凄いスコアでホールアウトする自分を発見できるようになるでしょう。

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志門流ゴルフ免許皆伝 其の五十一

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 前回のレッスンで頭をアドレス時の位置に残してスイングすることが正しいスイングの妨げになる、ということを申し上げました。頭を残してバックスイングすることで頭はボールに近づいたり、左肩が落ちてダウンスイングでは右肩が落ちるギッタンバッコンのスイングになってしまう危険性が大なのです。
 つまり体がスムーズに回転しないスイングになってしまうのです。とうぜんスイング軌道は狂いますからまともに当たりません。ヘッドスピードも出ません。曲がって飛ばないショットになってしまうのです。
 その・・・頭をアドレスの状態から動かさない、というのは、頭から背骨にかけたラインをスイング軸だと思い、そのスイング軸を動かさないでスイングしたい、という気持ちがあるからです。スイングにとってスイング軸は大事、そのスイング軸は頭から背骨にかけたライン・・・そう信じているアマチュアゴルファーはごまんといます。ところがそのスイング軸を動かさないように意識することで曲がって飛ばないショットになってしまうわけです。
 ということは頭から背骨にかけたスイング軸を動かさないでスイングすることとナイスショットはイコールではない、ということです。そのスイング軸を意識してスイングするほどミスショットが出るのですから・・・。
 ではスイング軸とは何か。志門流ではこう教えます。「最初にスイング軸はない。体の回転が速くなることでスイング軸はつくられる」・・・と。どういうことか説明しましょう。
 独楽を思い出してください。独楽の真ん中に鉄の棒があります。これを軸だとふつう思います。ところが独楽の回転が遅いと軸回転はせずに独楽は倒れてしまいます。
 そこで独楽を速く回せば・・・鉄の棒を軸としてスムーズに回転します。つまり独楽が速く回ったことで軸がつくられたのです。


トップからクラブを速く振れば体も速く回転してスイング軸ができる!


 独楽が速く回ることで軸回転になる・・・。ではスイングではどうでしょうか。体が速く回れば体の中にスイング軸がつくられ、体はスムーズに回る、ということになります。つまり元々スイング軸が存在してるのではなく、体を速く回せばスイング軸なるものがつくられるというわけです。その体を速く回すには頭をアドレスの位置に置いていたのでは不可能です。バックスイングで頭を右に動かし、そしてクラブを速く振ることが不可欠です。クラブを速く振ることに伴って体も速く回転するからです。
 つまりバックスイングでは頭は固定せずに右に動いてけっこう。そしてトップからはクラブを速く振る。これによって体は速く回転。そしてスイング軸が体の中につくられスムーズな体の回転のスイングとなるのです。スイング軸は先にあらず。クラブを速く振ることでつくられるのです。次回はクラブを速く振るにはどうすればいいか、をレッスンしましょう。アマチュアの多くの皆さんのスイングはクラブを速く振ることができていません…。

第60回佐渡充高のワールドツアーリポート

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タイガー・ウッズが前人未到の年間グランドスラム達成へ向けて好発進…

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通算62勝で歴代4位のパーマーに並び、3位のホーガンの64勝も射程


タイガー・ウッズ(32)が今季初戦のビュイック招待でいきなり優勝し大会史上初の4連覇を達成した。連覇記録は4年連続が最多だが、タイガーは03年にもパーマー招待で達成しており2度も4連覇を達成したのはツアー史上タイガーが初めてだ。
 この優勝でタイガーは通算優勝が62となり、歴代4位のアーノルド・パーマーに並び、歴代3位のベン・ホーガンの生涯優勝回数64も目前に迫った。プロ生活13シーズン目、絶好のスタートを切ったタイガーに優勝回数記録だけでなく前人未到の年間グランドスラムの期待が高まってきた。
「パーマーの記録に並べたことは光栄の至り。こんな嬉しいことはない。しかし調子はまだ好調の域に達しているわけではなく、満足するにはまだ早い」と発言し、それが更なる記録への期待に拍車をかけた。


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年間グランドスラムは1930年にボビー・ジョーンズが達成しただけ・・・


 年間グランドスラムとは1シーズン内で4大メジャー・トーナメントのマスターズ、全米オープン、全英オープン、全米プロすべてに優勝することだ。1930年、アマチュアのボビー・ジョーンズが当時の4大メジャーの全米アマ、全米オープン、全英アマ、全英オープンに優勝し、ゴルフ史上初で唯一のグランドスラムを達成した。ところが、ジョーンズは同年にアマチュアのまま引退を表明し、1934年にオーガスタ・ナショナル招待トーナメント(現マスターズ)を開催するに至った。以降4大メジャーはマスターズ、全米、全英両オープン、全米プロに変わったのだが、それ以降、年間優勝を果たした選手は現れていない。そこで今季のメジャー大会開催コースからタイガーの前人未到の年間グランドスラムへの可能性をさぐってみた。


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タイガーのマスターズ優勝期待度はA。全米オープンの舞台も相性抜群でA・・・


 第1戦は4月のマスターズ。タイガーがメジャーの中で最も得意としている大会だ。アマチュア時代も含め過去13回挑戦して4勝、トップ5位以内は3回と抜群の成績を残している。初めて獲ったメジャータイトルも97年の同大会だった。07年もザック・ジョンソンに優勝を奪われたが、最後まで優勝を争い2位タイに食い込んだ。
 舞台のオーガスタ・ナショナルGCは今年1番のティーグランドが10ヤード下げられ、距離が伸びる予定で、飛距離がありロングショットを得意とするタイガーはさらに有利となる。
 6月には2つ目の全米オープンだ。もし同大会に優勝すれば4大メジャーすべて3勝以上の「トリプル・グランドスラム」を達成することになる。これを達成した選手はゴルフ史上でジャック・ニクラスただ一人だ。開催コースはカリフォルニア州サンディエゴのトーリーパインズGCサウスコース。タイガーが初戦で勝って4連覇を達成したビュイック招待の舞台と同じ。試合では2位の今田竜二に8打もの差をつける圧勝だった。それだけこのコースを得意としてるのだ。
 ただし同じコースで開催といっても全米オープンのセッティングはかなり厳しくなる。全長を300ヤードほど伸ばし7800ヤード近くで史上最長となる見込みであり、グリーンをより硬く、フエアウエーはさらに狭く、ラフは15センチ以上も深くなるだろう。しかし、難度が上がれば上がるほど、また同コースでの実績を考慮すればタイガーより有利になる選手がいるとは思えない。


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全英オープンの舞台も相性が良くて優勝期待度A。全米プロだけが期待度B・・・


 7月の全英オープンはイングランドのロイヤル・バークデールでの開催だ。98年に同じコースで開催の全英オープンはプレーオフでマーク・オメーラがブライアン・ワッツを下して優勝。2日目、3日目と強風ならぬ暴風が吹き荒れ、38分の中断があったほどリンクス特有の波乱の気象下だった。
 タイガーは1打足りずにプレーオフに進出することができなかったが、相性が決して悪くない同コース、さらに今年はそのリベンジを胸にプレーする。
 最終のメジャーは8月の全米プロ。今年の開催はミシガン州のオークランドヒルズCCだ。過去の成績を振り返るとこの大会が最難関になるかもしれない。同コースでタイガーがプレーしたのは96年の全米オープンと04年の欧米対抗戦のライダーカップの2回だが、いずれも芳しい成績を残していないのだ。
 96年、当時タイガーはまだアマチュアで82位と振るわなかった。ライダーカップでも2勝3敗と負け越し、コースとの相性は決して良いとはいえない。しかし、全米プロは4勝もしており、加えて今の実力を持ってすれば過去を払拭するプレーが十分に期待できる。


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年間グランドスラム達成の可能性を”YES!“とパーマーは断言した・・・


 全米オープン開催コースでのシーズン初戦快勝でタイガーの年間グランドスラムへの期待が一気にヒートアップしてきた。米国の全国紙USAトゥデイはアーノルド・パーマー(78)のコメントを報道した。
 パーマーへの質問は3つでタイガーは「年間グランドスラムを達成できるか」、「生涯最多優勝記録を達成できるか」、「史上最高の選手になるか」だった。
 そのすべてにパーマーは「YES!」と断言した。すでにタイガーは4連続メジャー制覇(00年全米オープンから01年のマスターズまでの4試合)は達成ずみだが、シーズンが2年にまたがってしまったので”タイガー・スラム“と命名されるにとどまった。
 開催コースとの好相性、プロ生活13年目という実績、32歳と年齢的にもプライムタイムを迎えたタイガーにとって、今季は年間グランドスラム達成の絶好のチャンスといってよさそうだ。大いに注目したい。

いや?な“花粉症”のセルフケア

まもなく花粉症の季節です。 
今年は、東高西低。東海・近畿以西では、昨年並みから半分以下ですが、関東地方から東北地方にかけては昨年の1.5倍から3倍程度のスギ花粉が飛散すると予想されています。花粉症かな?と感じた方は、チャート図で花粉症の可能性について自己診断をしてみましょう。


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「国民病」となった花粉症

 厚生省の調査によると、国民の16%の人がこの病気に罹っているとされています。この花粉症は、都市部ほどその罹患率が高くなる傾向があり、今や「国民病」とも「文明病」とも呼ばれるようになっています。春先にはテレビや新聞、インターネットでさまざまな情報が発信されていることからも、国民の関心の高さが伺えます。


花粉症って、どんな病気?

 そもそも花粉症やアレルギーって、どんな病気なのでしょう? ここでは、スギ花粉症のアレルギー性鼻炎を中心に考えてみましょう。花粉やダニによる鼻のアレルギー反応を「アレルギー性鼻炎」と呼び、花粉だけが原因の場合に「花粉症」、その花粉がスギであれば「スギ花粉症」と称します。原因物質である花粉は、人体にとっていわば異物であり、排除すべき物質です。


 しかし、人の身体は非常にうまくできています。こうした異物が鼻の穴から体内に入ろうとすると、防御するシステムが作動するのです。それが、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなのです。くしゃみは、爆発的な風圧で異物を鼻粘膜から体外に吹き飛ばします。鼻水や鼻づまりも異物が体内に入らないようにするためのシステムです。本来、花粉症のつらい症状は、人体にとって有益な反応であると言えます。


花粉症の歴史

 これほど多くの人が罹っている花粉症も、比較的新しく報告された病気です。日本では、1961年に荒木英斉先生がブタクサの花粉症を報告したのが最初です。最も問題となっているスギ花粉症は、齋藤洋三先生が1964年、東京オリンピックの年の春に栃木県の日光地方で鼻や目などにアレルギー症状を示す21例を報告したのが第1号となります。


 それから40数年経ったいま、100万倍の2000万人の人が花粉症に罹っているのです。


花粉症増加の原因

 なぜ、ここまで花粉症が増加したのでしょうか? その答えは、簡単なようで実は非常に難しい問題なのです。現在推定されている要因には、1) 原因物質であるスギ花粉そのものの増加、2) 大気汚染、特に問題となっているものにディーゼル車の排気ガス中の微粒子(DEP)、3) ダニアレルギーが増加することによりアレルギー体質が増えた、4) 食生活の変化、5) 清潔志向によって細菌と接触する機会が減少した、6) 抗生物質の乱用による腸内細菌叢の撹乱、などが考えられています。


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スギ花粉


 各項目について具体的に示しますと、太平洋戦争が終わって、戦後復興のため、日本中の山から樹木を伐採し、全国の山々から森林が消えた時代がありました。そのため、洪水が頻発し、治山治水が問題となりました。そこでその対策として、1950年代に一斉にスギ・ヒノキが植林され、全国の山々がスギとヒノキで占められるようになりました。スギ・ヒノキは、樹齢30年になると花粉を飛ばすようになります。1980年代から急激に花粉症が増えたこともうなずけます。


 DEPは、動物実験においてスギ花粉と同時に与えることでアレルギーが悪化することが報告され、東京都では平成15年よりディーゼル排ガス規制が始まり、平成18年にはさらに厳しい規制が行われています。しかし、現在その影響に関しては疑問が持たれています。


 一般家屋が高気密住宅化し、カーペットを敷く家が増えたことにより、ダニが繁殖しやすい環境になり、ダニアレルギーの人が増加したと考えられます。ダニアレルギーになった人は、スギ花粉に対してもアレルギーになりやすいことが知られています。


 30?40年前の食事内容と現在とを比較して、明らかに変化していることは多くのテレビや雑誌、新聞などのマスコミにも紹介され、生活習慣病の原因として問題視されています。しかし、食事の変化は生活習慣病だけでなく、花粉症にも影響を及ぼしていることが指摘されています。


 清潔志向と抗生剤の乱用は、いずれも細菌と接触する機会を極端に減少させます。細菌感染症の減少に反比例するかのように、アレルギー疾患が増加してきたことが報告されています。


 以上のように、花粉症の増加は、生活の近代化によってもたらされたと言っても過言ではありません。


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※この診断はあくまで、目安的なものになっています。医師の診断をお受けいただくことをお勧めいたします。(『的確な花粉症の治療のために』より)


花粉が飛ぶ前から乳酸菌を食べておきましょう

 花粉症増加の原因とされている清潔志向と抗生物質の乱用については、生活のなかでの自己防衛が可能なものでもあります。先に述べたように、細菌感染症の減少とアレルギー疾患の増加の関係からも、安全な細菌との接触することが重要であることが解ります。


 安全な細菌の代表として、乳酸菌があげられます。いまスーパーマーケットや健康食品売り場に行くと、アレルギーを改善するとされる乳酸菌の商品が数多く市販されています。動物モデルや人での試験で有効性が確認された乳酸菌たちです。


 日本赤十字社和歌山医療センター(耳鼻咽喉科 榎本雅夫部長)で、花粉症の患者さんに花粉が飛ぶ前から乳酸菌を食べてもらいました。すると、乳酸菌を食べていない人に比べて鼻の症状が軽いこと、アレルギーの薬の使用量が少ないことが解りました。


 この試験に用いた乳酸菌は、人の腸管から単離された「エンテロコッカス フェカリス FK?23」というもので、これを生きたままではなく、あえて溶菌・加熱した殺菌菌体です。ただし、残念ながらこの効果には個人差があり、同じ乳酸菌、同じ製品であっても効果の出やすい人、出にくい人が見られます。しかし、乳酸菌にはアレルギー以外にも健康増進に繋がる効能がありますので、花粉の飛散とは関係なく普段から乳酸菌を食べるのも良いかもしれません。


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いや?な“花粉症”のセルフケア

まもなく花粉症の季節です。 
今年は、東高西低。東海・近畿以西では、昨年並みから半分以下ですが、関東地方から東北地方にかけては昨年の1.5倍から3倍程度のスギ花粉が飛散すると予想されています。花粉症かな?と感じた方は、チャート図で花粉症の可能性について自己診断をしてみましょう。


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「国民病」となった花粉症

 厚生省の調査によると、国民の16%の人がこの病気に罹っているとされています。この花粉症は、都市部ほどその罹患率が高くなる傾向があり、今や「国民病」とも「文明病」とも呼ばれるようになっています。春先にはテレビや新聞、インターネットでさまざまな情報が発信されていることからも、国民の関心の高さが伺えます。


花粉症って、どんな病気?

 そもそも花粉症やアレルギーって、どんな病気なのでしょう? ここでは、スギ花粉症のアレルギー性鼻炎を中心に考えてみましょう。花粉やダニによる鼻のアレルギー反応を「アレルギー性鼻炎」と呼び、花粉だけが原因の場合に「花粉症」、その花粉がスギであれば「スギ花粉症」と称します。原因物質である花粉は、人体にとっていわば異物であり、排除すべき物質です。


 しかし、人の身体は非常にうまくできています。こうした異物が鼻の穴から体内に入ろうとすると、防御するシステムが作動するのです。それが、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなのです。くしゃみは、爆発的な風圧で異物を鼻粘膜から体外に吹き飛ばします。鼻水や鼻づまりも異物が体内に入らないようにするためのシステムです。本来、花粉症のつらい症状は、人体にとって有益な反応であると言えます。


花粉症の歴史

 これほど多くの人が罹っている花粉症も、比較的新しく報告された病気です。日本では、1961年に荒木英斉先生がブタクサの花粉症を報告したのが最初です。最も問題となっているスギ花粉症は、齋藤洋三先生が1964年、東京オリンピックの年の春に栃木県の日光地方で鼻や目などにアレルギー症状を示す21例を報告したのが第1号となります。


 それから40数年経ったいま、100万倍の2000万人の人が花粉症に罹っているのです。


花粉症増加の原因

 なぜ、ここまで花粉症が増加したのでしょうか? その答えは、簡単なようで実は非常に難しい問題なのです。現在推定されている要因には、1) 原因物質であるスギ花粉そのものの増加、2) 大気汚染、特に問題となっているものにディーゼル車の排気ガス中の微粒子(DEP)、3) ダニアレルギーが増加することによりアレルギー体質が増えた、4) 食生活の変化、5) 清潔志向によって細菌と接触する機会が減少した、6) 抗生物質の乱用による腸内細菌叢の撹乱、などが考えられています。


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スギ花粉


 各項目について具体的に示しますと、太平洋戦争が終わって、戦後復興のため、日本中の山から樹木を伐採し、全国の山々から森林が消えた時代がありました。そのため、洪水が頻発し、治山治水が問題となりました。そこでその対策として、1950年代に一斉にスギ・ヒノキが植林され、全国の山々がスギとヒノキで占められるようになりました。スギ・ヒノキは、樹齢30年になると花粉を飛ばすようになります。1980年代から急激に花粉症が増えたこともうなずけます。


 DEPは、動物実験においてスギ花粉と同時に与えることでアレルギーが悪化することが報告され、東京都では平成15年よりディーゼル排ガス規制が始まり、平成18年にはさらに厳しい規制が行われています。しかし、現在その影響に関しては疑問が持たれています。


 一般家屋が高気密住宅化し、カーペットを敷く家が増えたことにより、ダニが繁殖しやすい環境になり、ダニアレルギーの人が増加したと考えられます。ダニアレルギーになった人は、スギ花粉に対してもアレルギーになりやすいことが知られています。


 30?40年前の食事内容と現在とを比較して、明らかに変化していることは多くのテレビや雑誌、新聞などのマスコミにも紹介され、生活習慣病の原因として問題視されています。しかし、食事の変化は生活習慣病だけでなく、花粉症にも影響を及ぼしていることが指摘されています。


 清潔志向と抗生剤の乱用は、いずれも細菌と接触する機会を極端に減少させます。細菌感染症の減少に反比例するかのように、アレルギー疾患が増加してきたことが報告されています。


 以上のように、花粉症の増加は、生活の近代化によってもたらされたと言っても過言ではありません。


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※この診断はあくまで、目安的なものになっています。医師の診断をお受けいただくことをお勧めいたします。(『的確な花粉症の治療のために』より)


花粉が飛ぶ前から乳酸菌を食べておきましょう

 花粉症増加の原因とされている清潔志向と抗生物質の乱用については、生活のなかでの自己防衛が可能なものでもあります。先に述べたように、細菌感染症の減少とアレルギー疾患の増加の関係からも、安全な細菌との接触することが重要であることが解ります。


 安全な細菌の代表として、乳酸菌があげられます。いまスーパーマーケットや健康食品売り場に行くと、アレルギーを改善するとされる乳酸菌の商品が数多く市販されています。動物モデルや人での試験で有効性が確認された乳酸菌たちです。


 日本赤十字社和歌山医療センター(耳鼻咽喉科 榎本雅夫部長)で、花粉症の患者さんに花粉が飛ぶ前から乳酸菌を食べてもらいました。すると、乳酸菌を食べていない人に比べて鼻の症状が軽いこと、アレルギーの薬の使用量が少ないことが解りました。


 この試験に用いた乳酸菌は、人の腸管から単離された「エンテロコッカス フェカリス FK?23」というもので、これを生きたままではなく、あえて溶菌・加熱した殺菌菌体です。ただし、残念ながらこの効果には個人差があり、同じ乳酸菌、同じ製品であっても効果の出やすい人、出にくい人が見られます。しかし、乳酸菌にはアレルギー以外にも健康増進に繋がる効能がありますので、花粉の飛散とは関係なく普段から乳酸菌を食べるのも良いかもしれません。


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いやな“花粉症”のセルフケア

まもなく花粉症の季節です。 
今年は、東高西低。東海・近畿以西では、昨年並みから半分以下ですが、関東地方から東北地方にかけては昨年の1.5倍から3倍程度のスギ花粉が飛散すると予想されています。花粉症かな?と感じた方は、チャート図で花粉症の可能性について自己診断をしてみましょう。


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「国民病」となった花粉症

 厚生省の調査によると、国民の16%の人がこの病気に罹っているとされています。この花粉症は、都市部ほどその罹患率が高くなる傾向があり、今や「国民病」とも「文明病」とも呼ばれるようになっています。春先にはテレビや新聞、インターネットでさまざまな情報が発信されていることからも、国民の関心の高さが伺えます。


花粉症って、どんな病気?

 そもそも花粉症やアレルギーって、どんな病気なのでしょう? ここでは、スギ花粉症のアレルギー性鼻炎を中心に考えてみましょう。花粉やダニによる鼻のアレルギー反応を「アレルギー性鼻炎」と呼び、花粉だけが原因の場合に「花粉症」、その花粉がスギであれば「スギ花粉症」と称します。原因物質である花粉は、人体にとっていわば異物であり、排除すべき物質です。


 しかし、人の身体は非常にうまくできています。こうした異物が鼻の穴から体内に入ろうとすると、防御するシステムが作動するのです。それが、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなのです。くしゃみは、爆発的な風圧で異物を鼻粘膜から体外に吹き飛ばします。鼻水や鼻づまりも異物が体内に入らないようにするためのシステムです。本来、花粉症のつらい症状は、人体にとって有益な反応であると言えます。


花粉症の歴史

 これほど多くの人が罹っている花粉症も、比較的新しく報告された病気です。日本では、1961年に荒木英斉先生がブタクサの花粉症を報告したのが最初です。最も問題となっているスギ花粉症は、齋藤洋三先生が1964年、東京オリンピックの年の春に栃木県の日光地方で鼻や目などにアレルギー症状を示す21例を報告したのが第1号となります。


 それから40数年経ったいま、100万倍の2000万人の人が花粉症に罹っているのです。


花粉症増加の原因

 なぜ、ここまで花粉症が増加したのでしょうか? その答えは、簡単なようで実は非常に難しい問題なのです。現在推定されている要因には、1) 原因物質であるスギ花粉そのものの増加、2) 大気汚染、特に問題となっているものにディーゼル車の排気ガス中の微粒子(DEP)、3) ダニアレルギーが増加することによりアレルギー体質が増えた、4) 食生活の変化、5) 清潔志向によって細菌と接触する機会が減少した、6) 抗生物質の乱用による腸内細菌叢の撹乱、などが考えられています。


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スギ花粉


 各項目について具体的に示しますと、太平洋戦争が終わって、戦後復興のため、日本中の山から樹木を伐採し、全国の山々から森林が消えた時代がありました。そのため、洪水が頻発し、治山治水が問題となりました。そこでその対策として、1950年代に一斉にスギ・ヒノキが植林され、全国の山々がスギとヒノキで占められるようになりました。スギ・ヒノキは、樹齢30年になると花粉を飛ばすようになります。1980年代から急激に花粉症が増えたこともうなずけます。


 DEPは、動物実験においてスギ花粉と同時に与えることでアレルギーが悪化することが報告され、東京都では平成15年よりディーゼル排ガス規制が始まり、平成18年にはさらに厳しい規制が行われています。しかし、現在その影響に関しては疑問が持たれています。


 一般家屋が高気密住宅化し、カーペットを敷く家が増えたことにより、ダニが繁殖しやすい環境になり、ダニアレルギーの人が増加したと考えられます。ダニアレルギーになった人は、スギ花粉に対してもアレルギーになりやすいことが知られています。


 30?40年前の食事内容と現在とを比較して、明らかに変化していることは多くのテレビや雑誌、新聞などのマスコミにも紹介され、生活習慣病の原因として問題視されています。しかし、食事の変化は生活習慣病だけでなく、花粉症にも影響を及ぼしていることが指摘されています。


 清潔志向と抗生剤の乱用は、いずれも細菌と接触する機会を極端に減少させます。細菌感染症の減少に反比例するかのように、アレルギー疾患が増加してきたことが報告されています。


 以上のように、花粉症の増加は、生活の近代化によってもたらされたと言っても過言ではありません。


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※この診断はあくまで、目安的なものになっています。医師の診断をお受けいただくことをお勧めいたします。(『的確な花粉症の治療のために』より)


花粉が飛ぶ前から乳酸菌を食べておきましょう

 花粉症増加の原因とされている清潔志向と抗生物質の乱用については、生活のなかでの自己防衛が可能なものでもあります。先に述べたように、細菌感染症の減少とアレルギー疾患の増加の関係からも、安全な細菌との接触することが重要であることが解ります。


 安全な細菌の代表として、乳酸菌があげられます。いまスーパーマーケットや健康食品売り場に行くと、アレルギーを改善するとされる乳酸菌の商品が数多く市販されています。動物モデルや人での試験で有効性が確認された乳酸菌たちです。


 日本赤十字社和歌山医療センター(耳鼻咽喉科 榎本雅夫部長)で、花粉症の患者さんに花粉が飛ぶ前から乳酸菌を食べてもらいました。すると、乳酸菌を食べていない人に比べて鼻の症状が軽いこと、アレルギーの薬の使用量が少ないことが解りました。


 この試験に用いた乳酸菌は、人の腸管から単離された「エンテロコッカス フェカリス FK?23」というもので、これを生きたままではなく、あえて溶菌・加熱した殺菌菌体です。ただし、残念ながらこの効果には個人差があり、同じ乳酸菌、同じ製品であっても効果の出やすい人、出にくい人が見られます。しかし、乳酸菌にはアレルギー以外にも健康増進に繋がる効能がありますので、花粉の飛散とは関係なく普段から乳酸菌を食べるのも良いかもしれません。


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