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2008年03月01日

2008年4月号 月刊スーパーゴルフ

2008年3月1日発売 Volume105

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◆【スペシャルギアカタログ】
今年のニューモデルはじつに粒揃いだ
実力派の08年クラブを金谷多一郎プロが渾身試打


◆【巻頭特集】
あなたに合うUT探しをナビゲート
ウッドタイプ、アイアンタイプをチームヨシムラが試打チェック

◆【ブランド探求シリーズ】
FOURTEEN みんなゴルフが大好きだから


◆今月のサプライズ
石川遼、プロの船出


<本当に力がつく連載レッスン>

◆シニアツアー賞金王 室田淳プロの
50歳からのぶっ飛ばしドライバーテクニック


◆“志門流ゴルフ”免許皆伝
スイングの極意を知る編(5)


◆カリスマコーチ増田哲仁プロの門外不出(秘)上達講座
〔第46回〕上達のための(秘)練習法 (8)


◆ショートゲームの達人 奥田靖己プロが教える
寄せワンのためのスーパーテクニック
〔第25回〕ベアグラウンドに近い状態からのアプローチショット編


<レディスROOM>

◆金谷智美プロの一から始めましょう
〔第11回〕バックスイング・トップ編


【連載読物】

◆ゴルフの薬箱
―いいゴルファーになるための心の指標― 鈴木康之


◆佐渡充高のワールドツアーリポート


◆スコアを10打縮めるメンタルゴルフ革命 児玉光雄


◆カリスマトレーナー摩季れい子先生の
メディカルゴルフレッスン


◆NEWギア&NEWグッズ


◆クラブ調査隊が紹介する今月の逸品


◆今月の売れ筋ランキング


◆賞賛されるクルマたち
TOYOTA MARK X ZiO


◆ワインのシングルプレーヤー
イタリアンワイン「スーパー・タスカン」て何?


◆企業探訪 
朝日ゴルフ用品


◆おとなの鹿児島 旅・ゴルフ案内


◆情報BOX


◆SUPER GOLF BOX


◆読者プレゼント

第46回メンタルゴルフ革命

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タイガー・ウッズの強さは「自己イメージ」のパワーにある


 米男子ツアー第4戦ビュイックインビテーショナルで、タイガー・ウッズが2位に8打差をつけ大会4連覇を達成しました。
 この優勝でツアー通算62勝、勝利数でアーノルド・パーマーと並び歴代4位タイ。32歳でこのキャリアを積み上げた大きな要因のひとつは、彼の持つ「自己イメージ」のパワーにあります。
 ウッズの技術は確かに素晴らしい。しかし技術だけなら他のトップクラスのプロもそれほど遜色はありません。
 ではウッズと彼等を隔てている決定的な要因は何かといえば、自己イメージの違いにある、と私は考えています。
「自己イメージ」とは何でしょうか。それは「イメージとして描く自分の姿」のことです。同じ才能を持っていても、自己イメージの違いがその人間のパフォーマンスに大きな影響を与えるのですが、わかりやすい例で説明してみましょう。
 ここに車を売る二人のセールスマンAとBがいて、セールスの能力が同じだと仮定します。
 セールスマンAは「月に車を5台売る!」というノルマを自分に課しています。一方、セールスマンBは「私は絶対月に20台車を売る!」という目標を掲げています。そして、この二人のセールスマンが月の一週目に5台の車を売ったとします。すると二週目以降の二人の行動には明らかな違いが生じます。月間目標を達成してしまったAは次の週からは手抜きをしますが、Bは「このペースで残りの週も車を売っていこう!」と自分に言い聞かせて全力を尽くすでしょう。月末に二人の売り上げはどうなるか。Bの方が良い成績を挙げるのは明らかですが、この違いは彼らが描いた自己イメージの違いでしか説明がつかないのです。
 ウッズはセールスマンBなのです。おそらくウッズの自己イメージはすべてのロングホールをイーグルで、それ以外のホールをすべてバーディで回る「50のスコアでラウンドする完璧な自分」なのです。もちろんウッズとて、達成することは絶対に不可能なのですが、そのスコアに1ストロークでも近づけるようなプレーをしようというその意欲が他のプロと決定的な違いを生み、凄いプレーをさせることになるのです。
 ウッズのスイングをマスターすることは不可能ですが、ウッズのように好ましい「自己イメージ」を描くことはあなたにもできます。


「18アンダー作戦」を実行しよう


 ウッズの自己イメージを応用するには、まずあなたの自己イメージを書き替えねばなりません。プレーするとき、あなたはハンディを加味した「自分のパープレー」で上がろうとしています。これは好ましいとはいえません。ウッズのように自分のパーよりも一つスコアを縮める自分をイメージする習慣をつけましょう。これを私は「18アンダー作戦」と呼んでいます。あなたが設定した自分のパーをすべてのホールで一つずつ縮める作戦です。ハンディ18のプレーヤーなら、すべてのホールをボギーの目標ではなく、すべてのホールでパーを狙う。ウッズの50のスコア狙いと同じ作戦です。
 目標を高く設定することで、あなたの自己イメージは現状における完璧なプレーをする「自分の姿」に置き替わります。これが好ましい自己イメージの描き方なのです。
 完璧なプレーをしたときの目標に少しでも近づく「18アンダー作戦」を実行することであなたはタイガー・ウッズのように、驚くほど凄いスコアでホールアウトする自分を発見できるようになるでしょう。

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志門流ゴルフ免許皆伝 其の五十一

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 前回のレッスンで頭をアドレス時の位置に残してスイングすることが正しいスイングの妨げになる、ということを申し上げました。頭を残してバックスイングすることで頭はボールに近づいたり、左肩が落ちてダウンスイングでは右肩が落ちるギッタンバッコンのスイングになってしまう危険性が大なのです。
 つまり体がスムーズに回転しないスイングになってしまうのです。とうぜんスイング軌道は狂いますからまともに当たりません。ヘッドスピードも出ません。曲がって飛ばないショットになってしまうのです。
 その・・・頭をアドレスの状態から動かさない、というのは、頭から背骨にかけたラインをスイング軸だと思い、そのスイング軸を動かさないでスイングしたい、という気持ちがあるからです。スイングにとってスイング軸は大事、そのスイング軸は頭から背骨にかけたライン・・・そう信じているアマチュアゴルファーはごまんといます。ところがそのスイング軸を動かさないように意識することで曲がって飛ばないショットになってしまうわけです。
 ということは頭から背骨にかけたスイング軸を動かさないでスイングすることとナイスショットはイコールではない、ということです。そのスイング軸を意識してスイングするほどミスショットが出るのですから・・・。
 ではスイング軸とは何か。志門流ではこう教えます。「最初にスイング軸はない。体の回転が速くなることでスイング軸はつくられる」・・・と。どういうことか説明しましょう。
 独楽を思い出してください。独楽の真ん中に鉄の棒があります。これを軸だとふつう思います。ところが独楽の回転が遅いと軸回転はせずに独楽は倒れてしまいます。
 そこで独楽を速く回せば・・・鉄の棒を軸としてスムーズに回転します。つまり独楽が速く回ったことで軸がつくられたのです。


トップからクラブを速く振れば体も速く回転してスイング軸ができる!


 独楽が速く回ることで軸回転になる・・・。ではスイングではどうでしょうか。体が速く回れば体の中にスイング軸がつくられ、体はスムーズに回る、ということになります。つまり元々スイング軸が存在してるのではなく、体を速く回せばスイング軸なるものがつくられるというわけです。その体を速く回すには頭をアドレスの位置に置いていたのでは不可能です。バックスイングで頭を右に動かし、そしてクラブを速く振ることが不可欠です。クラブを速く振ることに伴って体も速く回転するからです。
 つまりバックスイングでは頭は固定せずに右に動いてけっこう。そしてトップからはクラブを速く振る。これによって体は速く回転。そしてスイング軸が体の中につくられスムーズな体の回転のスイングとなるのです。スイング軸は先にあらず。クラブを速く振ることでつくられるのです。次回はクラブを速く振るにはどうすればいいか、をレッスンしましょう。アマチュアの多くの皆さんのスイングはクラブを速く振ることができていません…。

第60回佐渡充高のワールドツアーリポート

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タイガー・ウッズが前人未到の年間グランドスラム達成へ向けて好発進…

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通算62勝で歴代4位のパーマーに並び、3位のホーガンの64勝も射程


タイガー・ウッズ(32)が今季初戦のビュイック招待でいきなり優勝し大会史上初の4連覇を達成した。連覇記録は4年連続が最多だが、タイガーは03年にもパーマー招待で達成しており2度も4連覇を達成したのはツアー史上タイガーが初めてだ。
 この優勝でタイガーは通算優勝が62となり、歴代4位のアーノルド・パーマーに並び、歴代3位のベン・ホーガンの生涯優勝回数64も目前に迫った。プロ生活13シーズン目、絶好のスタートを切ったタイガーに優勝回数記録だけでなく前人未到の年間グランドスラムの期待が高まってきた。
「パーマーの記録に並べたことは光栄の至り。こんな嬉しいことはない。しかし調子はまだ好調の域に達しているわけではなく、満足するにはまだ早い」と発言し、それが更なる記録への期待に拍車をかけた。


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年間グランドスラムは1930年にボビー・ジョーンズが達成しただけ・・・


 年間グランドスラムとは1シーズン内で4大メジャー・トーナメントのマスターズ、全米オープン、全英オープン、全米プロすべてに優勝することだ。1930年、アマチュアのボビー・ジョーンズが当時の4大メジャーの全米アマ、全米オープン、全英アマ、全英オープンに優勝し、ゴルフ史上初で唯一のグランドスラムを達成した。ところが、ジョーンズは同年にアマチュアのまま引退を表明し、1934年にオーガスタ・ナショナル招待トーナメント(現マスターズ)を開催するに至った。以降4大メジャーはマスターズ、全米、全英両オープン、全米プロに変わったのだが、それ以降、年間優勝を果たした選手は現れていない。そこで今季のメジャー大会開催コースからタイガーの前人未到の年間グランドスラムへの可能性をさぐってみた。


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タイガーのマスターズ優勝期待度はA。全米オープンの舞台も相性抜群でA・・・


 第1戦は4月のマスターズ。タイガーがメジャーの中で最も得意としている大会だ。アマチュア時代も含め過去13回挑戦して4勝、トップ5位以内は3回と抜群の成績を残している。初めて獲ったメジャータイトルも97年の同大会だった。07年もザック・ジョンソンに優勝を奪われたが、最後まで優勝を争い2位タイに食い込んだ。
 舞台のオーガスタ・ナショナルGCは今年1番のティーグランドが10ヤード下げられ、距離が伸びる予定で、飛距離がありロングショットを得意とするタイガーはさらに有利となる。
 6月には2つ目の全米オープンだ。もし同大会に優勝すれば4大メジャーすべて3勝以上の「トリプル・グランドスラム」を達成することになる。これを達成した選手はゴルフ史上でジャック・ニクラスただ一人だ。開催コースはカリフォルニア州サンディエゴのトーリーパインズGCサウスコース。タイガーが初戦で勝って4連覇を達成したビュイック招待の舞台と同じ。試合では2位の今田竜二に8打もの差をつける圧勝だった。それだけこのコースを得意としてるのだ。
 ただし同じコースで開催といっても全米オープンのセッティングはかなり厳しくなる。全長を300ヤードほど伸ばし7800ヤード近くで史上最長となる見込みであり、グリーンをより硬く、フエアウエーはさらに狭く、ラフは15センチ以上も深くなるだろう。しかし、難度が上がれば上がるほど、また同コースでの実績を考慮すればタイガーより有利になる選手がいるとは思えない。


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全英オープンの舞台も相性が良くて優勝期待度A。全米プロだけが期待度B・・・


 7月の全英オープンはイングランドのロイヤル・バークデールでの開催だ。98年に同じコースで開催の全英オープンはプレーオフでマーク・オメーラがブライアン・ワッツを下して優勝。2日目、3日目と強風ならぬ暴風が吹き荒れ、38分の中断があったほどリンクス特有の波乱の気象下だった。
 タイガーは1打足りずにプレーオフに進出することができなかったが、相性が決して悪くない同コース、さらに今年はそのリベンジを胸にプレーする。
 最終のメジャーは8月の全米プロ。今年の開催はミシガン州のオークランドヒルズCCだ。過去の成績を振り返るとこの大会が最難関になるかもしれない。同コースでタイガーがプレーしたのは96年の全米オープンと04年の欧米対抗戦のライダーカップの2回だが、いずれも芳しい成績を残していないのだ。
 96年、当時タイガーはまだアマチュアで82位と振るわなかった。ライダーカップでも2勝3敗と負け越し、コースとの相性は決して良いとはいえない。しかし、全米プロは4勝もしており、加えて今の実力を持ってすれば過去を払拭するプレーが十分に期待できる。


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年間グランドスラム達成の可能性を”YES!“とパーマーは断言した・・・


 全米オープン開催コースでのシーズン初戦快勝でタイガーの年間グランドスラムへの期待が一気にヒートアップしてきた。米国の全国紙USAトゥデイはアーノルド・パーマー(78)のコメントを報道した。
 パーマーへの質問は3つでタイガーは「年間グランドスラムを達成できるか」、「生涯最多優勝記録を達成できるか」、「史上最高の選手になるか」だった。
 そのすべてにパーマーは「YES!」と断言した。すでにタイガーは4連続メジャー制覇(00年全米オープンから01年のマスターズまでの4試合)は達成ずみだが、シーズンが2年にまたがってしまったので”タイガー・スラム“と命名されるにとどまった。
 開催コースとの好相性、プロ生活13年目という実績、32歳と年齢的にもプライムタイムを迎えたタイガーにとって、今季は年間グランドスラム達成の絶好のチャンスといってよさそうだ。大いに注目したい。