btn_base

« 2008年2月号 月刊スーパーゴルフ | トップへ戻る | 志門流ゴルフ免許皆伝 其の五十 »

第59回佐渡充高のワールドツアーリポート

sadomitutaka_59.jpg


08年PGAツアーは“1試合増加”そして“大注目のニューフェース”がこの三人だ…

----------------------------------------
08年はプレーオフシリーズに若干の日程変更と1試合増の48試合に!


 08年のPGAツアーは1月3日からハワイ州マウイ島カパルア、プランテーションコースで開催のメルセデスベンツ選手権で開幕した。今年はレギュラーシリーズが1試合増えて37試合。プレーオフシリーズ4試合。フォールシリーズ7試合。以上、昨シーズンより1試合増えて48試合となる。
 3つのシリーズに分けての開催は昨年と同じだが、プレーオフシリーズの最終戦となるツアー選手権の前は2週間空けての日程に変更となった。というのは昨年のプレーオフは4連戦で行われ「4連戦後にプレジデンツカップが控えていてあまりにもキツい」とトッププロからクレームが続出したためだ。。
 予定をやりくりするためタイガーはプレーオフシリーズの初戦を休み、フィル・ミケルソン、アーニー・エルス、パドレイグ・ハリントンは3戦目のBMW選手権を休むなどファンをガッカリさせた。そこで今年はトップランカー全員が参加しやすいよう日程のマイナーチェンジを図ったというわけ。


----------------------------------------

最も注目するニューフェースは豪州出身のニック・フラナガン


 新シーズンの楽しみはニューフェースたちの登場だ。今回は私が大注目する3選手を紹介しようと思う。最も注目しているのはニック・フラナガン。1984年6月3日豪州ニューキャッスル生まれの23歳。
 身長180センチ、体重74キロとスキニーな体格で若き日のグレッグ・ノーマンをダークヘアーで短くした感じだ。07年はネーションワイドツアーで戦って3勝を挙げ、賞金ランクは3位。その活躍と実力が評価されプレーヤー・オブ・ザ・イヤーにも選ばれた。
 ゴルフを始めたのは12歳と遅かったが、初めてパープレーで回ったのが15歳と上達は早かった。アマ時代は最高峰の03年全米アマ選手権で優勝。最終日のマッチプレーは白熱の展開で37ホール目でケーシー・ウィッテンバーグを下した。19歳での優勝はタイガーに続く史上2番目の若さ。豪州選手としては1903年のウォルター・トラビス以来の快挙と一躍脚光を浴びた。
 昨年のネーションワイドツアーでの平均飛距離は297・3ヤードで27位。フエアウエーキープ率は67・2パーセントで46位だが、パーオン率は74・5パーセントで1位。グリーンを狙うショットの正確性には目を見張るものがある。
 憧れはタイガー・ウッズで「いつかタイガーと競り合いたい」と対戦を目指し、遂に同じステージに立った。


----------------------------------------

注目する二人目は豪州出身でアジアの血が流れるジェイソン・デイ


 二人目の注目選手は同じく豪州出身でネーションワイドツアーで活躍したジェイソン・デイだ。1987年11月12日クイーンズランド生まれの20歳で08年PGAツアー選手の中では最年少となる。フィリピンの血も受け継ぐアジア系でもある。
 身長183センチ、体重80キロのガッチリした身体。07年ネーションワイドツアーでは新人王に輝き、賞金ランク5位の資格で08年PGAツアーの出場権を獲得した。彼はアマチュア時代から輝かしい成績を残してきた。
 05年豪州ジュニア、世界ジュニア優勝、06年は豪州アマ選手権優勝。プロになって07年ネーションワイドツアーでは最年少優勝の記録を達成した。その優勝は19歳7カ月26日で、これが同ツアーの史上最年少優勝記録として刻まれた。
 劇的な初優勝から2週後のコックスクラシックでは初日66、2日目70、3日目62、最終日63と爆発的なスコアを叩き出して通算23アンダー。惜しくもトップに1打足りなかったが2位に滑り込んだ。
 07年ネーションワイドツアーでは平均飛距離306・8ヤードで6位。しかし飛ばすだけでなく平均パットが9位とパットにも定評があり、オールラウンドに優れた選手だ。


----------------------------------------

注目の三人目は攻撃的プレーが魅力的なジェイソン・オールレッド


 三人目の注目選手は米国人選手のジェイソン・オールレッド(27)だ。オレゴン州出身でアマ時代は97年全米ジュニア選手権優勝。ペパーダイン大学3年生の時に学業にも優れた最優秀ゴルファーに与えられるバイロン・ネルソン賞を受賞している。
 05年にPGAツアーの出場権を一度は得たがシード権を獲得できずこの2年間はネーションワイドツアーでプレー。07年の賞金ランクは74位と振るわなかったが難関のQスクールを5位で合格し08年のPGAツアー出場権をもぎとった。
 オールレッドの魅力は飛距離を武器にした攻撃的なゴルフだ。07年ネーションワイドツアーではドライバーの飛距離が305ヤードで8位だったが、選手の間では「実際はそれ以上飛ばしてる」との評判だ。
 連続6日間で行われたQスクールではイーグルを6回も取って出場選手の中では最多奪取。名前の通りスコアがオールレッド(すべて赤)、つまりすべてのスコアがアンダーパーとまではいかないまでも、熱血プレーで赤丸急上昇の人気をバックにツアーで活躍が十分に期待できる選手である。読者の皆さんもぜひご注目を・・・。