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2008年02月01日

2008年3月号 月刊スーパーゴルフ

2008年2月1日発売 Volume104

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◆【巻頭特集】
谷口徹、片山晋呉、石川遼
3人の飛ばしのメソッドを学んでレベルアップを図ろう
マスターズに挑む両雄と超ルーキーのドライバースイング


◆【ギア特集】
どのタイプにマッチする!?
08年モデル・ニューアイアンチェック by阿川徹


◆【ブランド探求シリーズ】
ヤマハ「inpressX」


◆【特別ドライバー企画】
我が社自慢の飛ばし方を教えましょう!!


◆今月のサプライズ


<本当に力がつく連載レッスン>

◆シニアツアー賞金王室田淳プロの
50歳からのぶっ飛ばしドライバーテクニック


◆“志門流ゴルフ”免許皆伝
スイングの極意を知る編(4)


◆カリスマコーチ増田哲仁プロの門外不出(秘)上達講座
〔第45回〕上達のための(秘)練習法 (7)


◆ショートゲームの達人 奥田靖己プロが教える
寄せワンのためのスーパーテクニック
〔第24回〕グリーン周りの深いラフからの脱出編(3)


<レディスROOM>
◆金谷智美プロの一から始めましょう
〔第10回〕バックスイング編(2)


<連載読物>

◆ゴルフの薬箱
―いいゴルファーになるための心の指標― 鈴木康之


◆佐渡充高のワールドツアーリポート


◆スコアを10打縮めるメンタルゴルフ革命 児玉光雄


◆カリスマトレーナー摩季れい子先生の 
メディカルゴルフレッスン


◆NEWギア&NEWグッズ


◆クラブ調査隊が紹介する今月の逸品


◆今月の売れ筋ランキング


◆賞賛されるクルマ達
Audi A6 Avant2.8 FSI quattro


◆ワインのシングルプレーヤー
愛好家が血眼になって探し求めるカルトワイン


◆情報BOX


◆SUPER GOLF BOX


◆読者プレゼント

第45回メンタルゴルフ革命

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緊迫感を持たせることで上達モードに入っていける


 今年のPGAツアー開幕戦メルセデスベンツ選手権は、通算18アンダーで並んだスティーブ・ストリッカーとダニエル・チョプラのプレーオフでの決着となり、パープレーを3ホール続ける緊迫した展開の末、4ホールめでバーディを奪ったチョプラが粘るストリッカーを振り切り優勝を飾りました。
 どちらに勝利の女神が微笑んでもおかしくなかった大接戦。チョプラの勝因はどこにあったのでしょうか。
 ひとつはプレーオフでチョプラの方が押し気味にゲームを進めていたことでも分かるように、チョプラが大変なプレッシャーのかかる接戦に気迫で立ち向かっていたことです。その緊迫感や気迫がうまく上昇モードを呼び起こせばスコアアップにつながるのは、この試合でのチョプラに限ったことではありません。自らに緊迫感を持たせることで自動的に上達モードに入っていけることがゴルフ上達のカギとなるからです。スポーツにおいては接戦がプレーヤーの力量アップにつながるのはいうまでもありません。
 そこで私たちが学ぶべきことは、練習でもラウンドでも緊迫感のないものは上達効果がほとんどないに等しいということです。時間をかけて猛練習をしても、ただ沢山ボールを打つだけでは時間とお金を浪費しているだけといって過言ではありません。練習ではラウンドを想定して1球1球コースをイメージしながらターゲットに対してライン取りをしてからアドレスをとり、1球ごとにボールがイメージしたとおりに飛んでいくかどうかを確認する。これを実行すれば自然に緊迫感が高まり上達モードが生まれるのです。実際のラウンドも同様です。緊迫感を持たせるため工夫してください。具体的にはライバルを意識して接戦を楽しんでプレーするのです。当然のことながらライバルとプレーする機会をできるだけ多く持つこと。日頃からレベルの似通った接戦を演じる機会の多い人と真剣勝負でプレーすることです。理想をいえば、あなたより少しだけ上手い人がいいでしょう。その人をライバル視することにより、自動的に集中力や気迫が生み出され、結果的にスコアが良くなるはずです。
 そういうラウンドの後は必ず次のようなイメージトレーニングをしてください。浴槽でゆったりした気分に浸りながら、その日のラウンドを思い起こし、ライバルとの競り合いの中で自分のテンションがどんなレベルにあったか、緊迫感が維持できていたか、といった感覚を脳に記憶させます。それが上達を促進するカギとなるのです


トラブルで緊迫感を維持できれば大叩きを防ぐことができる


 次に私たちのゴルフはムラがあることも理解しておかねばなりません。ハンディ18のゴルファーを例にとって考えてみましょう。すべてのホールをボギーで上がると90。このゴルファーの力量です。しかし、たとえスコアが90であっても、たいていはすべてボギーにはならないでしょう。18ホールのうち、パーが7つ、ボギーが6つ、ダブルボギーが3つ、そしてトリプルボギーが2つ。こんなトータル90が多いはずです。
 つまり、18ホールのうちダブルボギーとトリプルボギーの5ホールを緊迫感を維持できる能力によってボギーにおさめることができれば、単純に考えても7つスコアを縮めることができます。現状の技術のままでも緊迫感を高め、高いレベルの集中力を持ってプレーできればスコアはアップする可能性があるのです。トリプルボギーのホールはトラブルに見舞れたはずです。たとえば第2打地点に行ってみたら運悪くボールがディボットに入っていたといったケースです。ここで運の悪さを嘆き、このホールは仕方がないと気を抜いてしまいがちですが、ここは「緊迫感を持ちながらプレーできる絶好の機会を得た!」とプラス思考で考えてください。ローカルルールで6インチリプレースが認められていても絶対にボールを動かしてはいけません。困難な状況ほど緊迫感を高めてくれるチャンスなのですから。
 このようにショット練習やラウンド中に緊迫感をつくり出す工夫をすれば、レベルアップそしてスコアもアップすることができるのです。

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志門流ゴルフ免許皆伝 其の五十

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 ゆるゆるグリップでクラブを握り、ヘッドの重みを感じながらヘッドを動かしていく・・・これが志門流のバックスイングです。手に力が入るとその力の作用する方向にヘッドは動いていきます。するとバックスイングの軌道は一定にはなりません。それがクラブが立ちすぎたり、逆に寝てしまうトップになってしまう原因です。
 ところが、ゆるゆるグリップで握り、ヘッドを感じながらバックスイング・・・を意識してもバックスイングで手にどうしても力が入ってしまう、という人もいます。そういう人におすすめするのがバックスイングにおける左膝の呼び込みです。
 左膝の呼び込み・・・といっても一般的なゴルフ用語にはありません。これは志門流のゴルフ用語です。どんな意味か説明しましょう。左膝を右膝の方向に動かしていくことです。これをバックスイングにおける左膝の呼び込みと言います。
 バックスイングで下半身の動きが止まるほど上体に力が入ります。そして手にも力が入りやすくなります。つまりクラブを握るグリップに力が入り、最初にゆるゆるグリップで握っていてもゆるゆるグリップでなくなってヘッドを感じながらのバックスイングができなくなるのです。
 そこでバックスイングにおいて左膝を呼び込むのです。すると下半身が動くことで上体の力が抜けたバックスイングになります。そして手にも力が入らなくなります。それでゆるゆるグリップのままヘッドを感じたバックスイングが可能となるのです。
 左膝を呼び込むことで上体、手に力が入らないことに加えてリズム的にも良くなり、これまでのバックスイングより確実にスムーズになります。ぜひバックスイングにおける左膝の呼び込みを試してみてください。


頭をアドレス時のポジションに残そうと思うな。頭は右に動いてかまわない!


 アドレス時の頭のポジションをキープしてバックスイングしろ・・・というセオリーがありますが、これほどアマチュアの皆さんのスイングを壊しているセオリーはありません。
 体のどの部分でも一緒ですが、スイングの中でどこかを動かさないで止めようと意識すれば必ずスイングの動きはぎこちなくなります。とくに頭を動かないことを意識してスイングすれば上体が動かないスイングとなりますからクラブを握るグリップにも力が入ります。バックスイングの軌道が狂います。そしてとうぜんスムーズなスイングはできません。
 ところが”スイングは頭を軸とするので、その頭が動いてはスイング軸が崩れていいスイングができない“と思っている人が多いのです。では考えてみてください。頭をじっとアドレスからバックスイングで動かさないことを意識してナイスショットが出たかどうかを・・・。
 おそらく出てないはずです。プロゴルファーで頭をスイング軸だと考えてスイングしてる者はほとんど皆無です。私のスイングを見てもらってもバックスイングで頭は右に動いてます。それでスムーズな体の動きとなりヘッドを速く正確に振れるスイングができるのです。
 このスイング軸に関しては次回で詳しくレッスンしますが、頭を動かさないことを意識すればバックスイングで頭はボールに近づいていく、あるいは左肩が落ちてしまいます。するとダウンスイングではボールに近づいた頭が元に戻る動きが起こり、また左肩がバックスイングで落ちればダウンスイングで右肩が落ちるギッタンバッコンのスイングとなり、インパクトでフェースは開きます。それでスライスが出るのです。
 頭を動かさないことを意識してる人はスライスのミスが必ず多いはずです。バックスイングでは左膝の呼び込み、そして頭を右に動かす。止めるのではなく動かすことを意識してください。

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第59回佐渡充高のワールドツアーリポート

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08年PGAツアーは“1試合増加”そして“大注目のニューフェース”がこの三人だ…

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08年はプレーオフシリーズに若干の日程変更と1試合増の48試合に!


 08年のPGAツアーは1月3日からハワイ州マウイ島カパルア、プランテーションコースで開催のメルセデスベンツ選手権で開幕した。今年はレギュラーシリーズが1試合増えて37試合。プレーオフシリーズ4試合。フォールシリーズ7試合。以上、昨シーズンより1試合増えて48試合となる。
 3つのシリーズに分けての開催は昨年と同じだが、プレーオフシリーズの最終戦となるツアー選手権の前は2週間空けての日程に変更となった。というのは昨年のプレーオフは4連戦で行われ「4連戦後にプレジデンツカップが控えていてあまりにもキツい」とトッププロからクレームが続出したためだ。。
 予定をやりくりするためタイガーはプレーオフシリーズの初戦を休み、フィル・ミケルソン、アーニー・エルス、パドレイグ・ハリントンは3戦目のBMW選手権を休むなどファンをガッカリさせた。そこで今年はトップランカー全員が参加しやすいよう日程のマイナーチェンジを図ったというわけ。


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最も注目するニューフェースは豪州出身のニック・フラナガン


 新シーズンの楽しみはニューフェースたちの登場だ。今回は私が大注目する3選手を紹介しようと思う。最も注目しているのはニック・フラナガン。1984年6月3日豪州ニューキャッスル生まれの23歳。
 身長180センチ、体重74キロとスキニーな体格で若き日のグレッグ・ノーマンをダークヘアーで短くした感じだ。07年はネーションワイドツアーで戦って3勝を挙げ、賞金ランクは3位。その活躍と実力が評価されプレーヤー・オブ・ザ・イヤーにも選ばれた。
 ゴルフを始めたのは12歳と遅かったが、初めてパープレーで回ったのが15歳と上達は早かった。アマ時代は最高峰の03年全米アマ選手権で優勝。最終日のマッチプレーは白熱の展開で37ホール目でケーシー・ウィッテンバーグを下した。19歳での優勝はタイガーに続く史上2番目の若さ。豪州選手としては1903年のウォルター・トラビス以来の快挙と一躍脚光を浴びた。
 昨年のネーションワイドツアーでの平均飛距離は297・3ヤードで27位。フエアウエーキープ率は67・2パーセントで46位だが、パーオン率は74・5パーセントで1位。グリーンを狙うショットの正確性には目を見張るものがある。
 憧れはタイガー・ウッズで「いつかタイガーと競り合いたい」と対戦を目指し、遂に同じステージに立った。


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注目する二人目は豪州出身でアジアの血が流れるジェイソン・デイ


 二人目の注目選手は同じく豪州出身でネーションワイドツアーで活躍したジェイソン・デイだ。1987年11月12日クイーンズランド生まれの20歳で08年PGAツアー選手の中では最年少となる。フィリピンの血も受け継ぐアジア系でもある。
 身長183センチ、体重80キロのガッチリした身体。07年ネーションワイドツアーでは新人王に輝き、賞金ランク5位の資格で08年PGAツアーの出場権を獲得した。彼はアマチュア時代から輝かしい成績を残してきた。
 05年豪州ジュニア、世界ジュニア優勝、06年は豪州アマ選手権優勝。プロになって07年ネーションワイドツアーでは最年少優勝の記録を達成した。その優勝は19歳7カ月26日で、これが同ツアーの史上最年少優勝記録として刻まれた。
 劇的な初優勝から2週後のコックスクラシックでは初日66、2日目70、3日目62、最終日63と爆発的なスコアを叩き出して通算23アンダー。惜しくもトップに1打足りなかったが2位に滑り込んだ。
 07年ネーションワイドツアーでは平均飛距離306・8ヤードで6位。しかし飛ばすだけでなく平均パットが9位とパットにも定評があり、オールラウンドに優れた選手だ。


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注目の三人目は攻撃的プレーが魅力的なジェイソン・オールレッド


 三人目の注目選手は米国人選手のジェイソン・オールレッド(27)だ。オレゴン州出身でアマ時代は97年全米ジュニア選手権優勝。ペパーダイン大学3年生の時に学業にも優れた最優秀ゴルファーに与えられるバイロン・ネルソン賞を受賞している。
 05年にPGAツアーの出場権を一度は得たがシード権を獲得できずこの2年間はネーションワイドツアーでプレー。07年の賞金ランクは74位と振るわなかったが難関のQスクールを5位で合格し08年のPGAツアー出場権をもぎとった。
 オールレッドの魅力は飛距離を武器にした攻撃的なゴルフだ。07年ネーションワイドツアーではドライバーの飛距離が305ヤードで8位だったが、選手の間では「実際はそれ以上飛ばしてる」との評判だ。
 連続6日間で行われたQスクールではイーグルを6回も取って出場選手の中では最多奪取。名前の通りスコアがオールレッド(すべて赤)、つまりすべてのスコアがアンダーパーとまではいかないまでも、熱血プレーで赤丸急上昇の人気をバックにツアーで活躍が十分に期待できる選手である。読者の皆さんもぜひご注目を・・・。