第58回佐渡充高のワールドツアーリポート

見所満載の米ツアーは、注目を集めるシーズンになること必至だ…
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いくつもの歴史的ツアー記録に挑むタイガー・ウッズにまず注目!
ツアー12年目のタイガー・ウッズ(32)はいくつもの大記録に挑む。初戦は1月24日からカリフォルニア州サンディエゴ郊外のトーリーパインズGCで行われるビュイック招待。同大会で優勝すれば通算62勝となりアーノルド・パーマーの持つ生涯優勝に並ぶのだ。さらに偶然にも同サウスコースは5カ月後に開催の全米オープンの会場でもある。セッティングに多少の違いはあるもののどのような戦いをするかはメジャー優勝へ向けても重要な試金石となる。
もし、全米オープンに優勝を果たせば「4大メジャー・トーナメント全てに3勝以上」という”トリプル・グランドスラム“達成となる。この大記録を達成した選手はツアー史上、ジャック・ニクラウスただ一人。同大会には二クラウスに続く偉業がかかっているのである。
パーマーの通算優勝記録に追いつき追い越すと、次の目標は鉄人ベン・ホーガンの生涯優勝記録64勝だ。64勝は史上3番目の最多勝記録で、史上2番目はニクラウスの持つ73勝。そしてサム・スニードの史上最多82勝と続く。タイガーがどのようなペースで先人の大記録に近づいていくのか楽しみである。
またタイガーは07年シーズンで3年連続8度目の賞金王を獲得して二クラスの記録に並び、08年は史上最多となる9度目の賞金王を狙う。こちらの記録も注目だ。
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クラブテストを兼ねて早々にプレー開始、準備万端のミケルソンに注目!
タイガーに立ちはだかろうとしているのがフィル・ミケルソン(37)だ。07年はメジャー未勝利に終わったものの準メジャーのザ・プレーヤーズ選手権の優勝とドイツバンク選手権でタイガーと一騎打ちの末に勝ったプレーが強く印象に残る。「ついにタイガーに勝った!」と大喜びしたミケルソンは打倒タイガーの手応えを実感していた。
例年シーズンオフは長期休養にあてていたが、07年秋はシンガポールと中国で試合をこなすなど初めて活動の場を広げた。その目的の一つは08年用に研究を重ねた新クラブのテストも兼ねることだった。
試してみたのは13度の3番ウッド、21度の6番ウッドとマッスルバックのアイアンで「打球のコントロールが思うようにでき、これまで使用した中で最も気に入っている」と新シーズンへ向け準備万端だ。
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復活を賭けるエルスと賞金王への復帰を賭けるシンの戦いぶりにも注目!
08年に復活を賭けるのはアーニー・エルス(37)とビジェイ・シン(44)だ。エルスの07年は未勝利、賞金ランクは21位で終了。足を引っ張ったのは持ち味だったはずのショットでフエアウエーキープ率が179位、パーオン率も98位とあまりにも悪くクラブを変えるなど対策を模索中だ。
自らを奮い立たせる思いで06年末に「40歳までに世界ランク1位を目指す」と宣言。07年に入り欧州ツアーで2勝し、08年は米ツアーでも存在をアピールする兆しが見え始めた。
シンの07年はツアー2勝で賞金ランク3位。まずは上々のシーズンだったが、3月以降の活躍は少なく、シーズン中盤以降の戦いぶりと賞金王への復帰が08年の課題になりそうだ。
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期待の若手、バデリー、メイハン、スネデガーの活躍にも注目だ!
若手で最も期待の選手は豪州のアーロン・バデリー(26)だ。07年はFBRオープンでツアー2勝目を飾り、賞金ランクは10位と自己ベスト。惜しかったのは全米オープンだった。最終日首位で迎えながら1番ホールでトリプルボギーを叩いて13位に転落。
08年は悔しさを胸にリベンジだ。米ツアーがオフになっても好調は続いており、07年11月豪州で行われたマスターカード・マスターズでは強風の中、ダニエル・チョプラをプレーオフ4ホール目で下して逆転優勝。08年ツアーへ弾みをつけた。
次に大躍進を予感させるのはハンター・メイハン(25)とブラント・スネデガー(27)だ。メイハンはオクラホマ州立大学時代に全米アマ2位、全米学生選手権3位、アマチュアランク1位のトップランカー。プロ転向4年目の07年にトラベラーズ選手権で初優勝し、名誉を賭けて戦うプレジデンツカップの代表にも選ばれた。
平均飛距離は297ヤード強でランク36位。フエアウエーキープ率は68?で37位、パーオン率は67?でランク29位とショットの素晴らしさはピカイチだ。08年は実力開花から満開へ向けて楽しみなシーズンになりそうだ。
スネデガーは07年の新人の中では突出した実力を発揮しルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いた。新人とは思えぬダイナミックなゴルフは迫力満点で、自身4戦目の1月のビュイック招待でタイガーと優勝を争い単独3位と活躍。
8月のウィンダム選手権ではピンをデッドに狙う大胆なプレーでスコアを伸ばし続け、22アンダーでツアー初優勝を飾った。賞金ランクも17位に入りマスターズ、全米オープン、全英オープン、全米プロ選手権の4大メジャー大会の出場権も獲得し、08年はさらに飛躍のシーズンを予感させる
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