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2008年01月05日

2008年2月号 月刊スーパーゴルフ

2008年1月1日発売 Volume103
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◆<巻頭ギア特集>
年始めに知ってトクする
08ゴルフクラブの流行物語ニュードライバーとシャフトのマッチング
by竹林隆光、マーク金井、関浩太郎


こうすれば冬のゴルフもへっちゃら!?
プレーテクニック、ルール、あったかアイテムby井戸木鴻樹

2008年01月04日

第44回メンタルゴルフ革命

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ジンクスに左右されてはいけない

 07年の女子ツアー最終戦LPGAチャンピオンシップリコーカップは、3日目まで首位を独走した不動裕理に5打差でスタートした古閑美保が見事な逆転勝ちを収めました。
 最終日は文字通り不動と古閑の一騎打ち。前半の古閑は3連続バーディを奪うなど快調で9番で不動に追いつく。後半は一進一退の展開でしたが、16番のショートホールで不動がショットミスを連発。勝負強さでは天下一品の不動を相手に、古閑はそのお株を奪うかのような冷静なプレーを続けてヒロインの座についたのです。
試合後のインタビューで古閑はこう語っています。
「3連続バーディが来た時に『いやーどうしよう』と思いました。自分の中でイケイケになるし、そういう時はポカをやるんですけど、今回は5番のティショットを打ってから冷静になることができました。それが勝因でしたね」。
 イケイケのあとはポカ。「前半大きく伸ばしたときは後半必ず崩れる」というジンクスめいたものを古閑はこれまで抱いていた、というのです。ジンクスとは、「あることが起これば必ずその後に決まったことが起こる」という迷信めいた信仰のことをいうのですが、実はツアープロでも自分のプレーに関するジンクスを信じる人が案外多いのです。
 たとえば、初日にスコアを大きく伸ばしたときは2日目にスコアを必ず崩すとか、スコアボードを見ると途端にスコアが乱れるといったジンクスを本気で信じているツアープロも少なくないようです。レベルは違いますがアマチュアゴルファーも同じ。ベストスコアが出そうな時に限って最終ホールで大叩きするとか、スタートの一番ホールでダボを叩くのは仕方がないというのがジンクスの典型例でしょう。
 ただジンクスがすべて悪いものとはいえません。パターを替えるといつもパットが良くなるとか、ドライバーを替えるとコンペでいい成績が出るといった用具絡みの信仰はけっこうプラスに働くこともあるからです。
 しかしながらジンクスに左右されるプレーは総合的に見てスコアアップのマイナス要因となることは確かなのです。


ミスショットはもちろんナイスショットのことも忘れよう

 かりにいいジンクスであっても「迷信」に頼りすぎるのはよくありません。自分の技術的な問題点を棚上げにして安易に言いわけに走って努力を怠ることになりかねないからです。
 今回の古閑の優勝は、過去のジンクスを捨て去って最高の心理状態で目の前の1打1打にベストを尽くしたから生まれたのです。
 彼女の言う「イケイケ」とか「その日のムード」に流されてはいけません。
 目の前の1打1打は独立したもの。前のショットが良かったから次のショットもナイスショットになる保証などありません。逆に、ミスショットしたから次も必ずミスになることもないのです。いいか悪いか結果は別にしてゴルフというゲームは「一寸先は闇」なのです。だから面白い、ともいえるのですが…。
 やるべきことは、常にどんな状況にあっても目の前のショットに全力を尽くす。打ち終ったショットは過去のものとして意識から葬り去る。そういう意味ではミスショットだけでなく、ナイスショットのことも潔く忘れるべきです。
 古閑のように、ジンクスを葬り去って目の前のショットに全力を尽くす。この心構えがスコアアップへの道の一つといえるでしょう。


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志門流ゴルフ免許皆伝 其の四十九


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 どうしたらナイスショットが打てるか。その極意は「バックスイングでヘッドを正しく上げた時と同じ軌道にダウンスイングでヘッドを下ろしてくること」です。
 つまりバックスイングでヘッドが同じ軌道を通ればアドレスした時のヘッドの位置にヘッドは戻ってきます。フェースも同様です。それでナイスショットが打てるのです。
 ということはアマチュアの皆さんのミスショットは「バックスイングとダウンスイングではヘッドの軌道が違う」ことで起きているわけです。その軌道が違ってくる最大の原因が“力”なのです。
 ボールを遠くへ飛ばそうと思うとグリップに力が入ります。その力がバックスイングの正しい軌道を狂わすのです。すると前回のレッスンでも言いましたが、トップでクラブはアドレス時のクラブの延長線上にはおさまりません。クラブが立ちすぎたり、逆に寝てしまうトップになってしまいます。
 正しいバックスイングの軌道から外れてしまうのです。トップで立ったり寝たクラブをダウンスイングでバックスイングの軌道に戻そうとしたら体を大きく開くような動きが不可欠となります。
 つまりクラブが立ちすぎたり、寝たトップからはそのまま手でクラブを振り下ろすことはできません。体を開くとか余分な体の動きを加えないとクラブを振り下ろせないのです。とうぜんダウンスイングの軌道に戻してくることができてもインパクトでフェースは大きく開きます。それでスライス等のミスショットになるのです。


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 ですからバックスイングではグリップに力を入れず、ゆるゆるでグリップを握った状態を保つことがものすごく大事なのです。ゆるゆるグリップで握り、ヘッドだけを感じてバックスイングするのです。するとバックスイングのヘッドの軌道は自然と決まります。そして力を入れないことでトップ周辺でも狂いません。
 その結果、トップではアドレス時のクラブの延長線上にクラブがおさまるのです。トップでこの位置にクラブがおさまれば正しいバックスイングだった証明なのです。
 そしてこのトップがつくれない限り、いつまで経っても正しいダウンスイングも生まれず、とうぜんナイスショットも生まれません。実際のスイングではそのトップの位置からヘッドはさらに動いていきますが、アドレス時のクラブの延長線上にクラブがおさまるポジションをクラブが通過すれば正しいバックスイングの軌道をヘッドが動いたことになるのです。


バックスイングで肩を回すことを意識してはダメだ!


 バックスイングではゆるゆるグリップで握り、ヘッドを感じてヘッドを動かすことを意識する。これだけです。それで正しいトップにヘッドはおさまるのです。ところがアマチュアの皆さんの多くは体のことを意識します。たとえば肩を十分に回そうとします。肩を回せば回すほど上体も捻転していいスイングができると思っているからです。
 これがとんでもない間違いなのです。肩を回せば回すほどクラブはインサイドに動き、バックスイングの軌道から外れてしまうことが起こります。そして体を回しすぎるとダウンスイングでは回した体を回し戻す動きが必要になってきます。
 その体の回し戻しが余分な動きとなってトップから手でヘッドを速く振ることができなくなるのです。つまり、ヘッドの振り遅れとなるのです。
 バックスイングでは肩を回そうとか一切考えないことです。ヘッドだけを感じて動かす。しかもゆっくりと動かすことだけを意識する。これだけで十分なのです。


第58回佐渡充高のワールドツアーリポート

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見所満載の米ツアーは、注目を集めるシーズンになること必至だ…

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いくつもの歴史的ツアー記録に挑むタイガー・ウッズにまず注目!


 ツアー12年目のタイガー・ウッズ(32)はいくつもの大記録に挑む。初戦は1月24日からカリフォルニア州サンディエゴ郊外のトーリーパインズGCで行われるビュイック招待。同大会で優勝すれば通算62勝となりアーノルド・パーマーの持つ生涯優勝に並ぶのだ。さらに偶然にも同サウスコースは5カ月後に開催の全米オープンの会場でもある。セッティングに多少の違いはあるもののどのような戦いをするかはメジャー優勝へ向けても重要な試金石となる。
 もし、全米オープンに優勝を果たせば「4大メジャー・トーナメント全てに3勝以上」という”トリプル・グランドスラム“達成となる。この大記録を達成した選手はツアー史上、ジャック・ニクラウスただ一人。同大会には二クラウスに続く偉業がかかっているのである。
 パーマーの通算優勝記録に追いつき追い越すと、次の目標は鉄人ベン・ホーガンの生涯優勝記録64勝だ。64勝は史上3番目の最多勝記録で、史上2番目はニクラウスの持つ73勝。そしてサム・スニードの史上最多82勝と続く。タイガーがどのようなペースで先人の大記録に近づいていくのか楽しみである。
 またタイガーは07年シーズンで3年連続8度目の賞金王を獲得して二クラスの記録に並び、08年は史上最多となる9度目の賞金王を狙う。こちらの記録も注目だ。


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クラブテストを兼ねて早々にプレー開始、準備万端のミケルソンに注目!


 タイガーに立ちはだかろうとしているのがフィル・ミケルソン(37)だ。07年はメジャー未勝利に終わったものの準メジャーのザ・プレーヤーズ選手権の優勝とドイツバンク選手権でタイガーと一騎打ちの末に勝ったプレーが強く印象に残る。「ついにタイガーに勝った!」と大喜びしたミケルソンは打倒タイガーの手応えを実感していた。
 例年シーズンオフは長期休養にあてていたが、07年秋はシンガポールと中国で試合をこなすなど初めて活動の場を広げた。その目的の一つは08年用に研究を重ねた新クラブのテストも兼ねることだった。
 試してみたのは13度の3番ウッド、21度の6番ウッドとマッスルバックのアイアンで「打球のコントロールが思うようにでき、これまで使用した中で最も気に入っている」と新シーズンへ向け準備万端だ。


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復活を賭けるエルスと賞金王への復帰を賭けるシンの戦いぶりにも注目!


 08年に復活を賭けるのはアーニー・エルス(37)とビジェイ・シン(44)だ。エルスの07年は未勝利、賞金ランクは21位で終了。足を引っ張ったのは持ち味だったはずのショットでフエアウエーキープ率が179位、パーオン率も98位とあまりにも悪くクラブを変えるなど対策を模索中だ。
 自らを奮い立たせる思いで06年末に「40歳までに世界ランク1位を目指す」と宣言。07年に入り欧州ツアーで2勝し、08年は米ツアーでも存在をアピールする兆しが見え始めた。
 シンの07年はツアー2勝で賞金ランク3位。まずは上々のシーズンだったが、3月以降の活躍は少なく、シーズン中盤以降の戦いぶりと賞金王への復帰が08年の課題になりそうだ。


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期待の若手、バデリー、メイハン、スネデガーの活躍にも注目だ!


 若手で最も期待の選手は豪州のアーロン・バデリー(26)だ。07年はFBRオープンでツアー2勝目を飾り、賞金ランクは10位と自己ベスト。惜しかったのは全米オープンだった。最終日首位で迎えながら1番ホールでトリプルボギーを叩いて13位に転落。
 08年は悔しさを胸にリベンジだ。米ツアーがオフになっても好調は続いており、07年11月豪州で行われたマスターカード・マスターズでは強風の中、ダニエル・チョプラをプレーオフ4ホール目で下して逆転優勝。08年ツアーへ弾みをつけた。
 次に大躍進を予感させるのはハンター・メイハン(25)とブラント・スネデガー(27)だ。メイハンはオクラホマ州立大学時代に全米アマ2位、全米学生選手権3位、アマチュアランク1位のトップランカー。プロ転向4年目の07年にトラベラーズ選手権で初優勝し、名誉を賭けて戦うプレジデンツカップの代表にも選ばれた。
 平均飛距離は297ヤード強でランク36位。フエアウエーキープ率は68?で37位、パーオン率は67?でランク29位とショットの素晴らしさはピカイチだ。08年は実力開花から満開へ向けて楽しみなシーズンになりそうだ。
 スネデガーは07年の新人の中では突出した実力を発揮しルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いた。新人とは思えぬダイナミックなゴルフは迫力満点で、自身4戦目の1月のビュイック招待でタイガーと優勝を争い単独3位と活躍。
 8月のウィンダム選手権ではピンをデッドに狙う大胆なプレーでスコアを伸ばし続け、22アンダーでツアー初優勝を飾った。賞金ランクも17位に入りマスターズ、全米オープン、全英オープン、全米プロ選手権の4大メジャー大会の出場権も獲得し、08年はさらに飛躍のシーズンを予感させる