志門流ゴルフ免許皆伝 其の四十八

ボールを狙ったポジションに飛ばすには「ヘッドを正しく上げた時の軌道にヘッドを下ろしてくること」が不可欠です。つまり正しいバックスイングの軌道をつくり、その正しい軌道にダウンスイングでヘッドを動かしてくる。これがナイスショットの秘訣です。
それがちゃんとできていればボールを見てなくてもナイスショットが打てる、ということを前回のレッスンで証明して見せました。アドレスしてから目を空に転じ、そしてバックスイング、ダウンスイングしてインパクトでちゃんとボールをとらえてボールをフエアウエーに飛ばしました。
バックスイングとダウンスイングでヘッドが同じ軌道を描いたからこそできることです。それはヘッドを感じるようにゆるゆるでグリップを握り、ヘッドを感じながらバックスイングしたことで正しい軌道にヘッドが動き、またダウンスイングでもヘッドを感じてスイングしたことでちゃんとした正しい軌道にヘッドが下りてきたからです。
この、ゆるゆるでグリップを握ってヘッドを感じてスイングすれば、片膝を地面に着けてスイングしてもちゃんとナイスショットが打てます。それをアマチュアの皆さんの前でやってみると驚かれます。
そんな難しい姿勢で構えてスイングしてボールをまっすぐに飛ばすことができるとはとうてい思えないからです。でも私にすれば簡単なことです。なぜなら、地面に片膝を着いてスイングしてもヘッドを感じてスイングすることで、バックスイングとダウンスイングの軌道が同じになるようにヘッドを振ることができるからです。
正しいトップはアドレス時のクラブの延長線上にクラブがおさまる!
では、ゆるゆるにグリップを握ってバックスイングした時にどうして正しい軌道でヘッドは動くのか。難しい理屈ではありません。グリップをゆるゆるに握り、ヘッドを感じてバックスイングすればよけいな力が加わりません。するとヘッドが動く軌道が一定になるのです。これは試してみればすぐにわかります。
グリップを握る手に力が入るとバックスイングの軌道はその力の加減によって変わってきます。途中まで正しい軌道であってもトップ周辺で手に力が入ることでいきなり軌道が狂ってヘッドが体の前面に出てしまうことも多くなります。
ところが、ゆるゆるにグリップを握ってヘッドを動かすことでヘッドの軌道は狂いにくいのです。そこでヘッドが正しい軌道で動いたかどうかをチェックする方法を教えましょう。
トップでどこにクラブがおさまったかどうかでわかるのです。片膝を着いてアドレスします。その時にクラブをセットしますが、そのクラブの延長線上にトップでクラブがおさまるようになればいいのです。つまりアドレス時のクラブとトップでのクラブが一直線に並べばいいのです。
誰かに飛球線後方から見てもらい、バックスイングしてヘッドを動かしてトップで止まり、その時にアドレスしたクラブの延長線上にクラブがおさまっているかどうかをチェックしてもらえばいいのです。
ちょうど延長線上におさまっていればバックスイングの軌道が正しかったことになるのです。すると、そこからヘッドを振りさえすればダウンスイングと同じ軌道にヘッドは動き、ナイスショットになるのです。
トップでアドレス時のクラブの延長線上にクラブがおさまってなければ正しいバックスイングの軌道ではなかったことになります。そこからヘッドを振ってもインパクトでヘッドは正しくアドレス時のポジションに戻ってはきません。その結果はミスショットです。




