第43回メンタルゴルフ革命

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ゴルフはすべてを受け入れるゲームである
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11月初旬、三重県の近鉄賢島CCで行われたLPGAツアーミズノクラシックで、上田桃子が見事優勝。史上最年少賞金女王をほぼ確実なものとした今季4勝目は、日本ツアーメンバーの日本人としては1987年の森口祐子以来20年ぶりの快挙でした。また、最終日の7番ロングホールでは3Wで打った第2打がカップイン。こちらは日本女子ツアー8人目となるアルバトロス。まさに上田の強さが光った一戦でした。
メンタル面でその勝因を探ると、まず上田にとって大先輩の岡本綾子のアドバイスが大きかったと思われます。「2日目、3日目と『人は見ないで自分のことを信じなさい』といわれた岡本さんの言葉が心の中にあった」と優勝後のインタビューで語っていますが、最後の3ホールで見せた淡々としたプレーぶりがそのことを証明していたといえるでしょう。
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この大会はテレビ中継の観戦でしたが、彼女はナイスショットを打とうが、不満のショットを打とうが、まったく同じ表情でプレーしていました。
ピンチになったとき感情的に不安定になって崩れてしまった全英女子オープンと比べると、精神面で格段の進歩をしていると驚かされたのです。自分は普段どおりのプレーを淡々とするだけ。気がつくと優勝のゴールテープを切っていた。そんな上田の心境がテレビのブラウン管を通してひしひしと伝わってきたのです。
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ゴルフというゲームの最大の敵は自分の心の中にあります。そしてゴルフはすべてを受け入れるゲームなのです。このことを改めて認識してください。
ゴルフはボクシングのように相手をノックアウトできないし、テニスのようにサービスエースで敵を打ちのめすこともできません。コンペで最高のプレーをしても、他のプレーヤーがもっと素晴らしいプレーをしたら、勝てないのです。その意味でもすべてを受け入れる「心」がゴルフプレーには必要なのです。
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「自分が打つショットをすべて必然」と考える
どんなショットを打っても100%自分の責任です。そうであるならば感情を捨て去ってすべてを受け入れなければ、前に進めません。その覚悟があれば、ショットの結果に過剰に反応して、大喜びしたり、落胆したりすることもなくなるでしょう。
それでは、すべてを受け入れるための心構えをいくつか伝授しましょう。
まず見栄を捨てることです。ティグランドでドライバーを握らないと恥と感じるアマチュアゴルファーが多いのですが、ドライバーが苦手であったり、その日の調子が悪かったりすれば、代りのクラブで打てばいいのです。見栄を張ってOBではシャレになりません。
もう一つは、自分の技量をわきまえて無理をしないことです。ティショットを曲げてラフに入れたら「ここはボギーでいい」と割り切って身の丈のプレーに徹する。その気持ちがあれば結果は決して悪い方向にはいきません。思いがけず、パーにおさまることだってないとはいえないでしょう。
あるいは、常にプラス思考に徹することも大切な要素です。たとえば、バンカーショットの苦手な人が「また苦手のバンカーに入ってしまった。今日はついてない」と考えただけでそのショットは失敗に終るでしょう。良くない感情が心を支配すると、それだけでミスする確率が高くなってしまうものなのです。
そのとき、こう考えればどうでしょう。「苦手なバンカーショットをするチャンスがきた。結果を気にせずベストを尽くそう」。その心構えの違いが、ゴルフを上達させていく大きなポイントとなります。
「自分が打つショットはすべて必然」と考えて、あらゆるショットをありのまま受け入れる。決して他のプレーヤーと競争したり、見栄を張らない。その気持ちでプレーをすれば、ホールアウトしたとき、予想より素晴らしいスコアが結果としてついてくるはずです。


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