小田急百貨店新宿店「健康プラザ」店長
本図喜美江さん
Kimie Motozu
健康関連の商品を扱う店舗として日本最大級の小田急百貨店新宿店8Fの「健康プラザ」。日々、自らの健康や病状に対して不安を抱いている人が訪れる。正確な商品情報や懇切丁寧な相談に、来店するお客さんたちの多くがリピーターになるという。栄養士の資格を持ってその現場で活躍する本図店長に、健康づくりの基本と健康商品についてお聞きした。
「健康プラザ」の人気とリピーターが多い理由

小田急百貨店新宿店8Fの「健康プラザ」
――健康食品は未病対策、免疫力アップということで注目されていますが、小田急百貨店新宿店も8Fに「健康プラザ」のコーナーが設けられています。健康プラザに来られる方は、どのようなことを求められていらっしゃるのでしょうか。
本図●病気を抱えている方や健康に対して真剣に考えている方が、何か自分に合う健康食品を……ということでいらっしゃいます。
――他店とは違うという特徴を教えてください。
本図●時間の許す限りじっくりとお話させていただいて、いろいろな角度からお客様に合う商品を提案させていただいています。お一人様のご相談で1時間を超えるときもあります。ゆっくりとお話ができるスペースも設けております。
初対面の場合、なかなか自分の体のことは言いにくいものですが、少しずつお話してくださる場合もあるし、こちらから「こうなのでは?」と察知してお話する場合もあります。こちらからの問いかけに「実は」とお話いただいて、ご提案をさせていただいています。そういった対応が気に入っていただいたり、健康食品で体の調子がよくなったということもあり、こちらでは長く付き合っていただいているお客様が多いのです。固定客が多いというのも自慢のひとつです。
――固定客のお客様というのは、どういう頻度で来られていますか。
本図●摂るサプリメントが足りなくなればもちろんですが、20日や1カ月単位で来ていただくお客様が多いですね。予めお電話があって「何日の何時にいる?」と問い合わせてから来てくれる方もあります。新幹線でわざわざ長野から来られる方もいらっしゃいます。
――お客様は男性と女性ではどちらが多いですか。
本図●女性で主婦の方が多いですね。40歳代から80歳代まで。一番多いのは60歳代です。この年代の方はご両親のお世話なども経験され、自分の健康について「こうありたい」というお考えをお持ちになっています。40歳代の方の場合は、何らかの病気があって相談にこられることが多いですね。
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本図喜美江店長
健康は「腸内環境を整える」ことが大切
――健康食品というものをどういうように考えるかということも大きいですね。
本図●私は、健康に関するどんな相談に関しても、腸内環境を良くすることが大切だとお話しています。腸内環境を良くすれば、普段摂取している三度の食事の栄養素が全部生きてくるのです。ところが、腸内環境が悪ければ体に必要な栄養がみんな通過していってしまう。これは実に不合理なことです。最悪、病気の原因にもなります。
ですから、健康食品をおかずの一つという感覚で食べていただければ、栄養の摂取にもバランスにもいいということです。極端に聞こえるかもしれませんが、薬は病気を抑える作用はありますが、完治するのではありません。日頃の食事こそ体をつくり成長させているのです。ですから、食品で体を完治させるという考えは非常に重要なことだと思います。もちろん、病気の場合はお医者さんの治療との併用は必要です。
――お客様から特に反響のある健康食品は。
本図●乳酸菌ですね。その乳酸菌にはいろいろな種類がありますが、特に、殺菌加工した乳酸菌をお勧めしています。胃のピロリ菌の数が下がったり、大腸のポリープに改善が見られたり、高血圧が改善して降圧剤にたよらなくてもよくなった方もいらっしゃいます。喘息などのアレルギーにもいいようですし、人工透析でのかゆみも解消したという声も聞いています。
また肝機能の数値も早めに正常値に戻る場合が多いようです。血中の善玉コレステロールが増えたという声もよく聞きます。善玉コレステロールが多ければ、悪玉コレステロールの悪さを抑えてくれます。
――子どもたちの食生活も成長にいろいろ影響しているのでしょうか。
本図●子どもの注意力が散漫になっているとか、キレやすい性格になっているというのも環境の問題も大きい要素だと思いますが、根本は食事ではないでしょうか。三度の食事が非常に大切なのです。でも、栄養成分を考えて毎日食事をつくるのは難しいことです。ですから、食事では足りない栄養を補充するものとして、健康食品を上手に利用することは非常に有効だと思っています。繰り返しますが、薬は病気が広がるのを抑え、食品は病気の完治に結びつくものだということです。
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本図店長を中心にスタッフの佐藤さん、浦野さん(右より)
――健康食品の販売に際して心がけていらっしゃることは何でしょうか。
本図●私は絶対に押し付け販売はしないことを肝に銘じています。先ほども言いましたが、健康食品はおかずの一つですから、今日は野菜が少なかったなと思えばそれを補充するものを摂取すればいいのです。疲れていれば脳がブドウ糖を欲しがるのです。体が欲するものを摂取すればいいのです。それをコレステロールや中性脂肪が高いということで我慢すればストレスになってしまいます。要はバランスよく摂ればいいのです。その基本を納得していただいて、ご相談いたします。
――最近は、世界的に“食の安全”が問題になっています。健康食品を含めて、消費者が食の安全に非常に敏感になっていると思いますが……。
本図●原材料が海外のものは特に調べなおしております。それ以外にもメーカーにデータを求めて安全性を確認したものだけを店頭に出すようにしています。私が、納得しないものをお客様に勧められませんから。
――小田急百貨店の社員さんでも乳酸菌ファンが多いとか……。
本図●百貨店などのお客様商売は、気を使うのは当然ですが、それ以上に日頃の体調管理も大切な仕事なのです。そうでなくても、年齢に応じて自分の体の弱いところに何らかの症状が出てくるものなのです。そういう皆さんから「健康診断でパーフェクトだったよ」と言っていただくと嬉しいですね。
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●小田急百貨店 新宿店
住所:〒160?8001 東京都新宿区西新宿1?1?3
本館8階 健康プラザ
電話番号:03?3342?1111(代表)
営業時間:10:00?20:00(フロア・季節により異なる)