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2007年11月01日

2007年12月号 月刊スーパーゴルフ

2007年11月1日発売 Volume101
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◆<巻頭ギア特集>
曲がらないから飛ぶという事実
慣性モーメントの法則
異形ドライバーの飛び性能をチェック by大谷好美


◆今一番旬な2人
上田桃子と諸見里しのぶのドライバースイング競演

◆今月のサプライズ
そんなに早くプロ転向はしたくない


◆〔ブランド探求シリーズ〕
軟鉄鍛造アイアンの王道 ミズノ「MP」


◆本当に力がつく連載レッスン
シニアツアー賞金王 室田淳プロの
50歳からのぶっ飛ばしドライバーテクニック


◆"志門流ゴルフ"免許皆伝
スイングの極意を知る編(1)


◆カリスマコーチ増田哲仁プロの門外不出上達講座
[第42回]上達のための練習法(4)


◆ショートゲームの達人 奥田靖己プロが教える
寄せワンのためのスーパーテクニック
[第21回]アプローチショットの距離感をつくる方法編


◆<レディスROOM>
金谷智美プロの一から始めましょう。
[第7回]ポールポジション


◆[九州特集]
旨いもんいっぱい!九州グルメと本格焼酎


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<連載読物>


◆佐渡充高のワールドツアーリポート


◆ゴルフの薬箱
いいゴルファーになるための心の指標 鈴木康之


◆スコアを10打縮めるメンタルゴルフ革命 児玉光雄


◆カリスマトレーナー摩季れい子先生の
メディカルゴルフレッスン


◆NEWギア&NEWグッズ


◆クラブ調査隊が紹介する今月の逸品 今月の売れ筋ランキング


◆賞賛されるクルマ達
MITSUBISHI GALANT FORTIS


◆美・インターナショナル プロアマトーナメントプレビュー


◆MAJESTYオーナーズコンペ2007


◆情報BOX


◆読者プレゼント


ニューギア・ニューグッズ 2007年12月号

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インパクトスピードアップ&ハイドロー

「ニューナイブイスペック450D」

(ヨネックス)

ヨネックスは、インパクトスピードアップでさらに飛ばす「ニューナノブイ」ドライバーの新モデルとして、ハイドローが打ちやすい「ニューナノブイスペック450D」を発売。よりしなりやすい性質をもつカーボン素材「カップスタック型カーボンナノチューブ」と、強度としなやかさを兼ね備えたナノスケールチタン合金「ゴムメタル」をシャフトとヘッドに採用。2つの相乗効果でさらなる飛びをもたらすほか、つかまりのいいややシャローフェース設計でハイドローで飛距離を稼ぎたいゴルファーに納得のドライバーとなっている。ロフト角は10、11度。シャフトはカップスタック型カーボンナノチューブ&ゴムメタル複合カーボン。89250円。
●TEL 03(3833)3526


新アーマック装着のドライバー

「BERE’S8シリーズ」

(本間ゴルフ)

本間ゴルフは、やさしく、さらに遠くへをコンセプトとするベレスブランドの新モデル「BERE’S8シリーズ」のドライバー、フェアウェイウッド、アイアンを11月1日から発売した。インパクト時の高い復元性を誇る自社生産の4方向カーボン「アーマック」シャフトをフルリニューアル。復元性をそのままに従来モデルより“しなやかさ”を向上させた新シャフトを装着。ロフト角9度のドライバーはソール部分の重量をバックフェース寄りに配分して操作性を、同10度はホーゼル寄りに配分してつかまりを追求。新アーマックUD54とのマッチングで、やさしさと大きな飛距離を実現した。2Sグレードで94500円。
●TEL 03(5419)3260


15通りの弾道に調整できるドライバー

「ミズノMP?600ファーストトラック」

(ミズノ)

ミズノは、プロ、上級者向けモデル「MPシリーズ」から、15通りの中から自分に合った最適なセッティングを選べる先進機能の簡易型フィッティングを可能にした「ミズノMP?600ファーストトラック」ドライバーを12月1日より発売する。ゴルファー自身が専用レンチを用いてヘッドソール部に装着された2つの可動ウエイト(各6g)を動かすことにより簡単にヘッドの重心位置を15通りにも変化させることができ、弾道も左右約13ヤードの幅でフェード・ドローと変化させることができるのが特徴。ロフト角は8.5、9.5、10.5度。シャフトはエクサーMD?1カーボン、45インチ。価格は66150円。
●TEL 0120-320-799


技術の枠を集めた完璧なボール

「レイオスゴルフボール」

(キャスコ)

 キャスコは、高い完成度でゴルフ用品の“完璧さ”と“成熟”を追及した新ブランド「レイオス」の第一弾として「レイオスゴルフボール」を発売した。多層構造、ノーベル化学賞受賞素材“フラーレン”の使用、ディンプル、ソフト高反発樹脂などこれまで築き上げてきた技術の集大成として開発され、高弾道392ディンプル、内柔外硬のデュアルコア構造、ナノフラーレンを配合した高弾道エラストマー層、飛びの効き目が染み込む超多層構造により優れた方向性、最高かつ上質な打球感と力強い飛びが実現するボール。ヘッドスピード全領域。1個735円。
●TEL 0120-371-562


シャロー&ラウンドでやさしく打てる

「ワンサイダーSEフェアウェイウッド」

(つるや)

つるやは、「ネバー・スライス・コンセプト」で、やさしく・まっすぐ、楽しむゴルフを追及するワンサイダー・ブランドの新モデル「ワンサイダーSEフェアウェイ」を発売。ヘッド形状はフェース後方へ大きく張り出した丸型を採用。ドライバー同様、ヒール側にタングステン合金ウエイトを装着したことでボールがとらえやすく、シャローウェース&ラウンドソール効果で高弾道のストレートボールが容易に打てる。シャフトは方向性を安定させる新開発の専用カーボン。ロフト角13度の3W、5W(18度)、7W(21度)、9W(24度)。価格は各31500円。
●TEL 06(6281)0113


優れた風合いと高いグリップ力

「スリクソンゴルフグローブ」

(SRIスポーツ)

 

ダンロップのSRIスポーツは、天然皮革の優れた風合いと合成皮革の機能性を兼ね備えたゴルフグローブ「スリクソンGGG-2819」を発売。海外で販売するSRIXONと同一デザインのインターナショナルモデルで、機能的に配置された吸湿速乾伸縮メッシュ材に、甲側には優れた伸縮性の合成皮革を採用して高いフィット感を実現したほか、スイング時のよじれを防ぎ、安定感を引き出す人差し指部カッティングを施している。21?26センチの6サイズ。ホワイト、ブラックの2色。価格は1枚1890円。


 
●TEL 078(265)3045


樹脂インサートフェース採用のパター

「デリカタッチSS302?si」

(スリーラッ)

スリーラックは、ツアー投入直後の6月に優勝を飾った「デリカタッチSS302」の機能性を継承しながら、フェースに樹脂素材をインサートし、よりマイルドでソフトな打感が得られるプロスペックモデルの新型パター「デリカタッチSS302?si」を発売。プロや上級者ならではの繊細なパッティングフィールが存分に発揮できる他、ヘッドの内部が中空構造のため重心深度が深く、安定したストローク性能とボール直進性能が高いのが特徴。シリーズの代名詞であるヘッドカラーはシルバーベースのヘッド上部に、ブラック、ワインレッド、ネイビーブルー等のカラーリングを施し、鮮やかで上品な仕上りは女性にも好評。33、34インチ。24150円。
●TEL 06(6724)4606


スコッティ・キャメロンのニューパター

「レッドX3」「レッドX5」

(アクシネットジャパン)

アクシネットジャパンは、完全削り出し製法の柔らかな打感と絶妙なタッチ、光の反射を防ぐチャコールミスト仕上げを採用したニューバージョンのスコッティ・キャメロン・パター「レッドX3」と「レッドX5」を11月に発売する。トゥ側を2度高く設計した「ハイトゥ・デザイン」による違和感のないセットアップ。左への引っかけを防ぐソール角を1度高めた「ドラフトソール・デザイン」などスコッティ・キャメロンらしいアイデアと高い性能が施され、ソフトな打感と絶妙なタッチで正確なストロークをアシストしてくれる。ヘッド素材は303ソフトステンレス。ロフト角4度。オープン価格。
●TEL 03(5617)1525


最大級の慣性モーメントでまっすぐ飛ばす

「ナイキサスクワッチSUMOアイアン」

(ナイキゴルフ)


 ナイキゴルフは、最大級の慣性モーメントで、まっすぐ遠くへ飛ばせる「ナイキサスクワッチSUMOアイアン」を11月2日に発売。スイートスポットを拡大させた長めのブレード、ワイドソール、独自のより重心を深く低い重心設計により高い直進性と高弾道を実現したことに加え、驚異的なボール初速を生み出す素材「クリオスチール」をフェースに採用。肉薄フェースの大きなスイートスポットでショットの安定性が向上する。またソフトなTPU(ポリマー)を多めにバックフェースにインサートし、ソリッドな打感が得られる。グラファイト装着6本セット(5I?PW)126000円。単品21000円。
●TEL 0120-500-719

第42回メンタルゴルフ革命

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自分を元気づけるセルフトークが諸見里を勝たせた

国内女子メジャー第2戦日本女子オープンは諸見里しのぶが初タイトルを獲得しました。
 歴戦の不動裕理との競りあいを制したのですから、タイトルの重味に加えて諸見里にとって本当に大きな価値のある勝利だったといえるでしょう。
 これまでの彼女はどちらかといえばメンタル面で強いとはいえないプレーが多く、チャンスを生かしきれない結果を招いていましたが、この大会ではメンタル面での成長が感じとれるゴルフを披露してくれたのです。


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 とくに最終日のプレーぶりは素晴らしいものでした。不動に追い上げられ、11番終了時点で1打差。これまでの諸見里ならプレッシャーに押しつぶされ、大崩れしてしまってもおかしくない展開です。ところが、決してショットが好調とはいえなかった諸見里はここから粘りのゴルフを見せます。
「不動さんのパットは全部入りそうで心の中はヒヤヒヤでした。簡単には勝たしてくれそうにない。
でもここで勝てなかったら二度と勝てないと自分に言い聞かせました」。
 その強い気持ちが1打差をつけての逃げ切り優勝を導いてくれたのです。
 キャディを務めた師匠江連忠プロの激励も大きな力になったはずですが、最終的には自分で自分を励ますしかないのがゴルファーの宿命なのです。
 自分を元気づける言葉。そして何気ない無意識のセルフトークがショットの良否に大きく影響する事実は知っておいて損はありません。否定的なセルフトークをつぶやくと脳はミスショットのプログラムを作成。反対に自信に満ちた肯定的なセルフトークはナイスショットを導く。これがスコアメークの大きなポイントになるのです。たとえば、池越えのショートホールで、同じレベルのゴルファー二人がティショットを打つとき、「前にもここでボールを池に入れてしまった。また池に打ちこみそうだ」と考える人と、「今日は池を無視してグリーンセンターにボールを打つことだけに集中しよう」と考える人とではどちらがナイスショットを打つ確率が高くなるか。説明するまでもなく、それは後者なのです。


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自己暗示パワーを活かした練習法

 ここで何気なくつぶやくセルフトークがどれほど強烈であるか、皆さんに体験してもらうために、ちょっとした実験をしてみましょう。
 まず胸の前で両手の指を組み、両手の人差し指だけをピンと伸ばして平行に保ちます。次に、この2本の人差し指の指紋の部分が触れるか触れないかまで近づけて、その部分を凝視しながら心の中で「2本の指よくっつけ!くっつけ!」と強く念じてみるのです。ただし2本の指を動かさないようにするのですが、驚いたことに指はあなたの言葉に素直に反応してくっついてしまうはずです。つまり指の動きを固定しようとする意志よりも、自己暗示のメッセージに脳はより強烈に反応することがこの実験で証明されたというわけです。


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 この自己暗示のパワーを練習やラウンドに活かす具体的なテクニックを伝授しましょう。
 ゴルフ練習場での打球練習。たいていのゴルファーはボールを打つことだけに専念しますが、これでは練習効果は小さい。打球練習でも一球一球セルフトークを交えて打ってください。ボールの後から打ちたい領域だけを注視して「ボールは必ず真っ直ぐ飛んでいく」とつぶやいてからアドレス。ボールが左右に曲がっても気にしてはいけません。強い意志を持って繰り返し同じメッセージを唱えながらアドレスに入るショット練習を繰り返すうちにボールは次第に真っ直ぐ飛ぶようになってきます。それが自己暗示のパワーなのです。少なくても10ショットは連続して同じセルフトークを唱える習慣をつけてください。
 ラウンドでも同じです。打ちたい領域、あるいはボール軌道をイメージしてセルフトーク、そしてアドレス。実戦でもこの手順を必ず守ってください。ミスショットが徐々にナイスショットに置き替わるようになり、確実にスコアアップが実現できるようになります。

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高松志門【志門流ゴルフ】免許皆伝レッスン

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スイングの極意を知る編(1)
バックスイングとダウンスイングで正しく同じ軌道をヘッドが動くのが正しいスイングだ!

よく「どのようにスイングするのが正しいのですか?」と聞かれます。その問いに私は「ヘッドを正しく上げた時の軌道にヘッドを下ろしてくるのが正しいスイングです」と答えます。
 もっとわかりやすく言えば、バックスイング時でヘッドを正しい軌道に上げ、その軌道にダウンスイングでもヘッドを下ろしてくるのが正しいスイングなのです。


 バックスイングで正しくヘッドを動かした軌道にダウンスイングでヘッドが下りてくればとうぜんインパクトでアドレス時のヘッドの位置にヘッドは下りてきます。その結果はナイスショットです。


 理屈はおわかりいただけたと思います。そこでアマチュアの皆さんのスイングです。ナイスショットが少なくミスショットが多いはずです。その原因は?バックスイングの軌道が正しくなく、そしてダウンスイングの軌道も正しくない?バックスイングの軌道は正しいがダウンスイングの軌道が正しくない。?か?のどちらかです。
 はっきり言えば?のほうが多いでしょう。では、どうして正しい軌道にヘッドを動かすことができないのか。それは体主体のスイングだからです。そして力を入れたスイングだからです。


 体主体のスイングとは「バックスイングで肩を十分に回せ」「ダウンスイングでは左サイドのリードで」に代表される体の動きを意識したスイングのことです。体を主体に動かすことを意識すればヘッドは勝手に正しく動く・・・というスイング理論ですが、私に言わせると、それでヘッドは正しく動きません。


 この体主体のスイングにはボールを打つ肝心のヘッドの動きを意識することは入ってません。私のスイング理論は逆です。ヘッドをどう動かすか。ボールを打つ肝心のヘッドを正しく動かすことを意識するヘッド主体のスイング理論なのです。ヘッドを動かすことを意識すれば体はそれにつられて勝手に動く・・・まずヘッドありきの理論なのです。
 バックスイングで肩を回すことを意識する。その時の軌道は肩を回す方向、そして度合い、また手首の使い方、手首に入る力加減等でいろいろ軌道は正しい軌道から外れていきます。
 つまりバックスイングであらぬ方向にヘッドが動き、またトップ付近で手首に力が入って軌道がいきなり変わる、といったことが起こるのです。ダウンスイングで左サイドのリードを意識する、ボールを強く叩こうとする、そんなことでも軌道は変わります。


 ではどうすれば正しいバックスイング、ダウンスイングができるのか。グリップを握る手の力をゆるめてヘッドを感じ、そのヘッドを動かすことを意識する。それしかないのです。ヘッドを感じてヘッドを動かすことを意識すればバックスイングでもダウンスイングでも正しくヘッドは動き、バックスイングとダウンスイングの軌道は同じになるのです。

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すべてゆるめてヘッドを感じて振ればボールを見てなくてもちゃんと打てる!


 具体的なことは次回から詳しくレッスンします。ヘッドを感じてヘッドを動かせばどんなスイングが可能となるのか。驚きのスイングを今回はお見せしておきます。ボールを見なくてボールをちゃんと飛ばすスイングです。


 ヘッドを感じてヘッドを動かせば正しいバックスイングとなり、ダウンスイングでも同じ軌道でヘッドは下りてくる、と私は言いました。ですからボールを見てなくてもボールをちゃんと打ってまっすぐに飛ばすことが可能なのです。それが今回のスイング写真です。

第56回 佐渡充高のワールドツアーリポート

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タイガーの来季はパーマーとホーガンのツアー勝利数を抜くことが目標だ!

ツアー7勝。今年を振り返ってタイガーは「最高だった」とご満悦!


 タイガー・ウッズ(31)は今季からはじまったプレーオフ制度で例年より2カ月も早く9月16日終了のツアー選手権で今季の賞金ランク対象トーナメントの全日程を終えた。
 11月にカリフォルニア州で行われる対象外の「ターゲット世界チャレンジ」は自身がホスト役なため出場予定だが、来年1月中旬のビュイック招待まで約4カ月もの間、タイガーのプレーを観られないのは残念だ。
 振り返ると今季もタイガー圧勝のシーンばかりが思い起こされる。特に8月以降は世界選手権のブリヂストン・インビテーショナル、今季最後のメジャー・トーナメントである全米プロ選手権、プレーオフシリーズに入ってからはBMW選手権、そして最終のツアー選手権と4勝を挙げ年間7勝。初代プレーオフ覇者に与えられるフェデックスカップも手に入れた。シーズンを終えて「今季は最初の3つのメジャー・トーナメントで勝つことができず、どうなるかと思ったが最後のメジャーで勝ててよかった。年間1つメジャーを取れれば最高のシーズンといえる」と満足そうだった。


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現在タイガー 61勝。来季、パーマーの 62勝を超す可能性は大だ!


 プレーオフ終了後、賞金王の行方は2位フィル・ミケルソンの動向に委ねられた。しかし、フォール・シリーズと名づけられた最後の7試合に不参加を表明したため、その段階で逆転の可能性が消滅しタイガーの3年連続8度目の賞金王が決定した。さらに12月に選手の投票で決められるプレーヤー・オブ・ザ・イヤーもほぼ決まりで、今季も主要タイトルを総ナメとなりそうだ。
 96年8月にプロ転向し、07年9月までの11年1カ月の間にタイガーは61勝。来季の注目はまずアーノルド・パーマーが保持する生涯62勝に並び、さらに超えるかどうかだ。
 31歳の若さでタイガーがゴルフ界のキング、パーマーの偉大な記録を抜く可能性が高まり、アメリカではシーズン終了直後から各メディアが事前インタビューを試みるなど話題を集めている。
 パーマーの生まれ故郷ペンシルバニア州ピッツバーグのピッツバーグ・トリビューン紙はいち早く報道しパーマーのコメントを掲載した。
「タイガーが私の記録を抜くことは素晴らしいことだ。彼がプロに転向してからの活躍を見ていて、過去の様々な記録を抜くことは疑う余地がないと思ってきた。彼は誰よりも努力をする好青年。思いやりと誠実さを備え、目的を必ず成し遂げると信じている」と高く評価した。


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パーマーの後にもホーガン、ニクラス、スニードという目標がある!


 タイガーは61勝まで230試合、パーマーの62勝は1973年のボブ・ホープ・クラシックで達成され、それまでの試合数は473だった。パーマーは米東部ウェイクフォレスト大学を卒業した後、3年間従軍していたためプロに転向したのは25歳と遅かった。
 当時、転戦の手段は汽車や自動車が主で(後にパーマーは自家用飛行機を自ら操縦し転戦)、全米各地で開催されるトーナメントに出場することは現在よりはるかに大変だった。タイガーは20歳でプロに転向し、自家用ジェットを使って余裕のあるスケジュールで転戦し、パーマーの時代と比較するとはるかに楽だといえる。
 ところでパーマーの62勝という記録はツアーで4番目の最多優勝記録だ。来季のタイガーの目標はパーマーに並ぶ62勝だけでなく、歴代3位のベン・ホーガンの生涯優勝記録64をも抜く可能性もある。それを達成すればその先に2位のジャック・ニクラスの73勝、そして最多のサム・スニードの82勝が待ち受けている。来季は記録更新の歴史的シーンが見られる可能性が高そうだ。


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タイガーはメジャー13勝。今後、ニクラスの18勝を超せるかどうか注目!


 タイガーは今季の全米プロ選手権を制しメジャー・トーナメントは通算13勝。ジャック・ニクラスの持つツアー最多メジャー優勝回数18を超すまで6勝に迫った。
 パーマーはこの件に関して「メジャー最多優勝記録を更新することがタイガーにとって最も大切なことだと思う。数々の記録を塗り替える上でこれが最も大変だろう。必ず達成するという強い意思、どれだけゴルフに自分を捧げられるかにかかっていると思う」と述べた。この目標こそが記録の最高峰だ。これからもタイガーから目が離せない・・・。

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sado_kao.jpg 佐渡充高(さど みつたか)
ゴルフジャーナリスト。NHKゴルフ解説者。上智大学法学部卒業。1985年に渡米。ニューヨークを拠点にUSPGAツアーをはじめ世界のゴルフツアーを取材。GWAA(米国ゴルフ記者協会)会員。96年より世界ゴルフ殿堂選考委員。49歳。